2022年06月06日

おすすめ!デュオ曲の追加

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爽やかな5月があっという間に過ぎ、長野の北でも雨がちな季節に入りました。20度に達しない日々。東京や京都では30度を越す夏のような季節だったのに、移動して季節がひと月前に戻った様な感じです。妙高高原ではさらにひと月前の気候で、春がやってきたばかりのよう。自然はいつも新鮮な驚きや喜びを与えてくれ、その中にいると身体が馴染んで自然の一部になります。
目に見える変化だけでなく、気温や風、光のように目に見えない感覚が、実感となるのでしょう。太陽が雲から顔を出して光が差すとき、風の勢い、運ばれてくる匂い、暖かさ、湿り気、木々のざわめきなどの音を聴いたときの、心の動き。
考えてみたら不思議なことばかり。

4月に東京のウェスレー財団で開催したウクライナの難民支援のためのチャリティコンサートは、遠く離れた多くの方々に配信を聴いて頂くことができました。どうもありがとうございました。気軽なプログラムではなかったので、ライヴコンサートで同じ空間ならともかく、コンピュータの前で辛抱強く聴いてくださる方々には気力が必要だったと思います。ライヴでも配信でも、人の相互のエネルギーのやりとりは大変なことです。
地球上で細やかなつながりが網の目のように巡らされていることを想像すると、不思議な気持ちです。
目に見えないものが人間にとってどんなに大きな働きがあることか。
温かさ、愛情、喜び、悲しみ、痛み、癒し、音楽、平和、人と人の心のつながり・・・人間らしく生きていく上で大切なものは目に見えない。
地球上の隅々まで繊細で柔らかなつながりが巡っていれば、戦争は起きないのではないでしょうか。
どんな宗教でも、もともとは人間が争うことを避けるためにあるのではないかと思いますが、どうでしょうか。キリスト教が様々な派に分かれて行ったのは、結局は人間がこの世の権力(強い者が弱い者を支配する力)を持ちたいからであって、そのために争いが絶えない。それは宗教の本来の姿ではなく、人が人を裁いたり殺したりすることを求められてはいないはず。宗教が戦争を肯定するのは残念です。
武力で攻められたら抵抗しないのか、と答えに窮する究極の状態にならないよう、日常における覚悟。武力で戦いません、と決めた国には攻めない、となればいいのに・・・。いつになったら戦争がなくなるのか・・・。爆弾が落ち、銃撃から逃げ惑う日常なんて、世界の誰も望まないだろうに!核を使えば生き物も地球も終わりでしょうに。

長い前置きがメインになりそうです(笑)
チェンバロとチェロの作品に、あまり弾かれる機会のないChristoph Schaffrathのソナタがあります。これはチェンバロのバスパート(コンティヌオ)だけでなく右手のオブリガートが書かれてある、つまり2声部があるので、数字が苦手な方でもすぐにトライできます。
チェロとのデュオにぜひどうぞ!デュオレッスンにもお待ちしています。
楽譜は出版されているのでご参考までにこちらをご覧ください。
https://www.heinrichshofen.de/de/instrumental/streichinstrumente/violoncello/violoncello-i-mit-anderen-br-instrumenten/219/duetto-c-dur?c=344
https://www.stretta-music.de/schaffrath-duetto-c-dur-nr-418064.html
posted by makkida at 13:06| レッスン・ワークショップ | 更新情報をチェックする

2022年06月14日

はじめたてのチェロ

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楽器演奏の修得は人によってペースが違います。身体つき、過去や現在の体の使い方、それまで経験して来たこと、全て人それぞれですから。
特に高齢になってから始める方は、身体の柔軟性が衰えて、頭と身体の動きがうまく繋がらないのはよくあることです。人と比べずマイペースで。
チェロは大きな楽器ですので、全身を連動させることが必要で、楽器を鳴らせるようになるまでに時間がかかります。幸いにして、この楽器を始めようとする方は、どちらかというと長期的思考で、焦らずご自分のペースをお持ちの方が多いようです。

楽器や弓の持ち方、左指の運指(並べ方)を得て、1オクターブの音階が弾けるようになったら、簡単な短い曲が弾けます。
弓の動きや左の指の訓練のために練習曲が並んでいる教則本を使うときもありますが、初めから音楽をしていきたいと思います。
また、「きらきら星」や童謡から始まる初心者用教則本を望まない方もいらっしゃるので、コラールや讃美歌や世界の民謡から探し(またはバロック作品の編曲もします)、例えば1ポジションのみで弾ける曲集を手作りしています。

教師と一緒に弾ける短い曲は、弾いていて楽しいですね。初めから人と合わせると聴く耳ができ、アンサンブルに慣れるためにもいいですし、何と言っても音を合わせる喜びが得られます。
今はいい練習曲がたくさん出版されていると思いますが、リサーチ不足で・・・。
よく使う楽譜は、S.Leeセバスチャン・リーのFirst Steps in Violoncello Playing (First Steps for One or Two Cellos), op.101
です。
今はネットショップで海外の楽譜店から直接購入できますし、ダウンロード版も購入できるようになって便利ですね!
https://stainer.co.uk/shop/n5546/
https://en.schott-music.com/shop/first-steps-in-violoncello-playing-no316180.html
こちらがダウンロード版。
https://en.schott-music.com/shop/first-steps-in-violoncello-playing-noq19190.html

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黒姫山の上級者コースリフト乗り場から見る野尻湖と信濃町
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2022年06月20日

7月31日バロックチェロコンサートのご案内〜1700年前後の無伴奏チェロ作品

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蒸し暑い日が続きます。雨が多いこの時期、身体の具合が優れない方がいらっしゃると思いますが、どうぞお気をつけてゆったりとした気持ちでお過ごしくださいますよう。
長野から東京や京都を往復して用事や仕事をして、あっちでもこっちでも家の掃除と庭木や草刈り・・・車で自転車操業の生活をするだけで日が経ち、あっという間に一年の半分が過ぎて行きます。
災害やコロナ禍、身内の問題、戦争が起ころうと、人の生活は日々続けられます。住む場所を追われて避難している人々にも、平和に生きる権利のために闘っている人にも、それぞれの生活があります。
芸術音楽は生活の中に存在する、ということの実感。
大切なことは人によって違うからこそ、大切なものは自分で守りたい。

「階級、社会的階層に基づくあらゆる差別を拒否する。音楽は万人のためのものでなければならないのです」コダーイ・ゾルターン『歌う若者たち』1941年より

さて、久しぶりに練馬のギャラリー古藤さんでコンサートを開催することになりました。
2年前にコロナ禍始まって8ヶ月ぶりのコンサートで、限定10名(3回本番!)で行なった雰囲気が、リラックスして、集中できてよかったので、この先も少人数コンサートを続けるつもりです。
新しく使うことになったクリップインのバロック弓の初舞台となります。製作者は、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ(肩掛けチェロ)の製作に熱心に取り組まれ、その普及に力を注いでいらしゃる倉匠さん。弓の毛を緩めたり張ったりするスクリューが付いていない、フェルメールの絵画や17世紀の演奏家を描いた絵で見かけるスタイルの弓です。音も発音も違います。何より、現代のチェロの弓で慣れているフロッグの高さより、だいぶ高いので(竿と毛の間が幅広い)、慣れるのに時間がかかります。
倉さんのお話を伺って再確認したのですが、今の演奏家が慣れている感覚に合わせてバロックの楽器や弓を使っていると、いつの間にか現代人の発想の「使いやすい」楽器に近づいてしまい、現代の音と変わらなくなってしまう。自分が持っている技術を楽器に合わせるよりも、楽器から学ぶ方が、その時代の音楽の面白さに出会えるのだと思います。
本番で使って、様々な体感をし、音楽と奏法の繋がりを発見できる喜びにワクワクしています。
 
 心機一転、チェロという楽器が誕生した1680年以降のモデナやボローニャで活躍した低音弦楽器奏者の作品から、ナポリで活躍したチェリストの作品、そしてバッハの無伴奏、今回は1720年代までの音楽をプログラムにまとめます。
 現在あまり演奏されていない、見慣れない作曲家の名前かもしれません。当時は演奏家が同時に作曲家でしたし、最新の「現代曲」を演奏するのが当たり前。様々な時代様式、世界中の音楽を演奏するのがメジャーになったのはここ100年〜150年といったところでしょうか。
  夏の暑さのなかですが、もしよろしければぜひ、お越しをお待ちしております。

2022年7月31日(日)
富田牧子 バロックチェロコンサート 独奏チェロの始まり〜 1700年前後の無伴奏チェロ作品 
【プログラム】
D.ガブリエッリ、D.ガッリ、スプリアーニ などイタリアのチェロ奏者による作品。
J. S. バッハ:無伴奏組曲第1番 ト長調 BWV 1007
【時間】2回公演 15時開演/18時開演(開場は各回15分前)15時の回は満席になりました(7/11現在)18時の回あと1名になりました(7/20現在)
【場所】ギャラリー古藤(東京都練馬区)西武新宿線江古田駅
【料金】要予約 一般3,000円 小中学生500円
定員各回限定15名 
【予約・問合せ】MA企画📩 kikaku_ma☆yahoo.co.jp(前日18時まで)
(恐れ入りますが☆を@にタイプし直してください)
当日連絡先:ギャラリー古藤☎03−3948−5328
💡チラシ.pdfはこちら
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