そのとき降って湧いた思いつき、ではない創造的な刺激。霊感による発想は、日々、いつも、何を感じ、何を大事に生きているかに関わっていると思う。霊的ってなんだろう。まっさきに、芸術にあるものだと信じる。まさに音楽がそれだ、と。
自分の頭で理解するのではなくて、人との活動や、対話のなかで降りてくることがある。
常に自分のなかに準備がされているからこそ(無意識かもしれないが)、何かからインスピレーションを受けることができる。受けたものから即興ができる。
コスマス・カピッツァ氏のパーカッションの即興演奏は、それだ。
自然のなかで自分の呼吸や鼓動を感じる。太陽の暖かさを感じ、風を感じ、物音を感じ、人の気配を感じる。感じてこそ楽器を弾くことができる。自分ではどうすることもできない大いなるものの力、その力に委ねて音を出すと、その場にぴったりのものになる。
2016年10月17日
inspiration
posted by makkida at 22:41| 羊とヤギ Pecora e Capra[cello & percussion duo]
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