ブルガリアはみんなで踊るダンスが盛んだ。ラインダンスが多く、地域によっていろいろな踊りがある。古くはブルガリア帝国だった地域も含まれるので、現在ではセルビアやトルコ、ギリシャなどと国がまたがっている。
単純な偶数拍子もあるが、2+3、2+2+3、2+2+3+2などなど、とにかく様々な組み合わせのリズムがあるのが特徴。でも現地の人は生活の中でも結婚式でも複雑なステップを踏んで、伝統的なダンスを楽しんで踊っているようだ。基本的に上半身は動かずに脚のステップ。
"O Terra"CDに収録されているBucimis(Buchimish,Bučimiš)はトラキア(Thrace,Trakija,Trakya...)地方の踊り。
これもBucimis。
そして、実はバルトークのルーマニア民俗舞曲の4曲目アルペンホーン(角笛buciume)の踊りBuciumeana (Dance of Buchum)は、元はブルガリアンリズム(2+2+3+3)なのです。
譜面に起こすと複雑だが、昔から土地の人は譜が読めなくても身体にリズムが入っている。譜面から入るのではなく身体で覚えるから、簡単に身につくのかもしれない。
2017年05月03日
ブルガリアのダンス
posted by makkida at 20:18| 羊とヤギ Pecora e Capra[cello & percussion duo]
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