2017年09月04日

こんな楽器も

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1728年に書かれた「The Begger's Opera(乞食オペラ)」の上演の様子。
丸い球体がついている、このモノコルドの楽器、ドイツ語の文章の中にSchweinsgeigeとある。豚?
Bumbassともいう、bladder fiddle、つまり、丸いのは豚の膀胱。 ラグビーボールも元は豚の膀胱。だからあんな楕円形なんだ。
何でも身近にある植物や動物を使って作っていた。楽器も同じ。弦には羊や牛の腸を、皮は太鼓に貼り、爪も鳴らす楽器になった。肉は食べて、残った部分は楽器や道具として、命を全ていただいた。
何百年前の木とガット弦、馬のしっぽの毛。音楽に生命が流れる。
posted by makkida at 14:44| あんなこと こんなこと | 更新情報をチェックする
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