2017年11月06日

ヒルデガルトから学ぶこと

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ヒルデガルトは幼いころから身体が弱かったそうだ。天の大いなる方は彼女の体調と全く関係なく、容赦なく様々なヴィジョンを与えた。
そこから気づかされるのは、人が仕事をするとき、また他の人を助けようとするとき、私の体調や状況は問題ではないということ。私の状態が万全なとき、準備万端なときに、相手を助けることができ、いい仕事ができインスピレーションを得るのは当然なこと。
人間である以上、他者との関わりで創作活動があり、対象の人と関わる中で霊感を得ていく。

彼女は「異言」を語る。自分の意思ではなく、天からの言葉が口をついて出る。彼女は自分の舌が発していることが解らない。それは人間界の言語ではなく「音」であることもある。天はその言葉を注釈し、ただ彼女の舌が動き、それを側にいる修道士が忠実に書き表していったという。
そういう人の周りには献身的に援助する人々がいるものだ(彼女がその存在にどう接していたかは知らない)。
人間が行う芸術や創作活動は、いや、すべての活動は、人間の言語に置き換えなくてはならない。つまり地上の人の間に通じる方法や言語で活動し表していく。本質を見えるようにするために、解釈し言葉にしていかなくては、特別な賜物を与えられた者の驕りだと思う。
全ては解らない、誰も解らない。解釈が正解かどうかもわからない。誤解もある。思ったように伝わらない。
それでも理解し伝える努力を続ける。


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