2018年03月31日

とても自然で愛のあるモーツァルト

DSC_0002のコピー.jpg
こんなにリラックスしたモーツァルトのヴァイオリンの音は初めて聴く気がします。
ヒロ・クロサキ氏のヴァイオリンとリンダ・ニコルソン氏のフォルテピアノで1990年代前半に録音されたモーツァルトのソナタ集を聴いて、とても心地いい気分です。二人ともヴァイオリンとピアノの楽器の音というより、人間の声のようで、息が本当にピッタリ合っています。
速い楽章は、よく聴く演奏より少し遅めのようですが、上滑りしない進み具合、これがとっても気持ちがいいのです。知的でなければこのテンポではしっくり来ないだろうと思います。小細工はどこにも聴こえず、器が大きく、丁寧で、抑揚や陰影のある演奏。音形が上へ向かって高揚して行っても、二人の「気」が上がらずに、まるで丹田に気があるように重心が下に降りたままだから、身体が柔軟で、音が固くならず、音楽に夢中になってもバランスを崩さない。バランスが抜群にいいデュオです。
素足で地面に立って、ポカポカ暖かい、爽やかな風を身体に感じて、ああ〜気持ちがいいな〜。そんな感じ。
天才は自然体。伸びやかさに加え、大きな愛があって、温かで知的な人間モーツァルトが見えてきます。

実は、ここ8年ばかり気になっているヴァイオリニスト。
生で聴きたい!
posted by makkida at 22:10| あんなこと こんなこと | 更新情報をチェックする
当サイトの写真、記事の無断転載・無断使用はご遠慮ください。 Copyright 2022 Makiko Tomita Kida, all rights reserved.