音楽はまず音の調和。ハーモニー。
人と人の調和、アンサンブルでは楽器と楽器の響き合いによる対話が生まれます。
演奏する人と楽器と演奏する作品の関係性が作り出す調和です。
演奏家は表現する。
聴き手は追体験をする。
そして自分の体験にする。
感じたことや体験を伝える。
その感想を聞いて、また一人音楽を聴きたいと思う。
新たな発見をし、新たな世界に入っていく。
演奏家に反応が伝わる。
演奏家は調和がとれた楽器を弾く。
その音に心が安らぎ、リフレッシュ。
一緒に弾く人も楽しくなる。
聴く人の心や身体が元気になる。
聴き手の楽しさ、感情が弾き手にも伝わる。
回り回って返って来ます。
返ってきたものが全て音になります。
たくさんの個(個性)が働き、全ての人が関わって芸術が育ちます。
「自分には個性がないから創造する仕事はできない」という人が、優秀な編集者だったりします。作家それぞれにとって最良な形で、潜在する力を見つけたり、応援して励ましたり、テーマを引き出し方向を整理したりする。素晴らしい個性ではないですか!
作家がまだ若く世に出始めた時から作品を観続ける鑑賞者。表現者の人間的成長に長〜く付き合う受け手。ずっと聴き続ける聴き手。
芸術の素晴らしい支援者です。
どれが欠けても成り立たない芸術。素敵な関係性。
芸術がつなぎ人が作る環。輪を描き回りながら前進する人、芸術、そして地球。やはりここに行き着きます。
世界の調和。ハルモニア・ムンディ。