2018年05月10日

元気ない脳・・・

KIMG0093.JPG
振り返ってみると、7、8年が一つの節かな、と思っています。
大きな会社の一員でないけれど、小さなグループで事務所に属して音楽の業界の中でやっていた活動から離れて、ちょうどそのくらいの年月が流れました。そこを離れたら音楽をやめるということではないわけで、人と出会って、コンサートを企画して制作し演奏する、やっていることは何も変わらない。外から見れば。
一人になってみると、固まった同じ見方でずっとやっていることに気づかない。環境を変えても変わらないよ、というのはよく言うことです。脳の働かせかたを変えなければ、自分の見方も、考え方も変えられない。
近づいても近寄ることができない大きな山、そんな音楽とずーっと向き合っているので、自分がどうなっているのか客観的に見られないのです。なんだか子どもの頃からいつも空想の世界に、自分の頭の中に逃げ込んでしまう・・・結局、思考回路が同じになってしまう。
そして、あのときこうすればよかった、あれが出来なかったから、そんな後悔や、人を羨む、嫉妬、小さな怒り、イライラから抜け出せない。人と会ったら仕事に繋げなきゃ、それが出来ないから自分はダメなんだ、という強迫観念はどうにもならない。

そうか。
辞めたら、ちょっと会いたくない人、苦手な人と会わなくていいんだ。
そこにいないから自由に音楽ができるんだ。
それを思うだけでホッとしました。
そうやってリセットしたら、すがるものもないし、あちらからどんどん仕事も来ないけど、ちょっと楽になったのでした。
今までやって来なかった罰、ではなくて、しがらみが無くなったから別のこともできる、と。
囚われていたことに気づくまでに何年もかかります。
脱皮するまでに7、8年か・・・。

自分をコントロールすると思わない方がいいのではないかな。理想を抱きつつ、まず今の自分を見る、まず身の回りを見る、そして行動すればいいんじゃないかと。
人間がなんでもコントロールできるなんて思わない方がいいでしょう。人間にはどうすることもできない大きな力があり(その大きな存在が「神」だと思いますが)、ひとりの人間の中にも脳という大きな可能性があり、死ぬまでに使い切ることができないんです。
憲法前文を読み返してみると、そこには人類の理想があり、専制と隷従、圧迫と偏狭は地上からなくならず、世界のひとりひとりが平和で生きることはまだまだ実現できていない。
人類の歴史で70年、80年なんて、まだまだ。
posted by makkida at 13:52| あんなこと こんなこと | 更新情報をチェックする
当サイトの写真、記事の無断転載・無断使用はご遠慮ください。 Copyright 2022 Makiko Tomita Kida, all rights reserved.