2018年11月24日

音楽はやっぱりいいなあ!

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今回の日本滞在の間に90歳の誕生日を迎えるというイエルク・デームス氏。氏から贈られたというベーゼンドルファーを使って、ドビュッシープログラムでした。サロンいっぱいに人が(7、80人?)集まって熱気が満ち、私は少々酸欠気味でしたが、目をつむると、広がるのは音楽のみ。氏のイマジネーションの世界に引き込まれ、ゆったり浸る、夢のような時間でした。
長年弾き続け、身体に入ったドビュッシーは、洗練され、エッセンスが凝縮され、新鮮な音楽となって、とても明快に音となって現れてきました。ドビュッシーのピアノ曲がこんなに素直に私の中に入ってきたのは初めてです。
氏の想像が部屋いっぱいに広がる。そう、音楽とはこういうもの!
聴きながら、改めて心から思いました。
「音楽って本当にいいなあ!」

翌日は、ジョルディ・サヴァール氏とエスペリオンXXI。
600席のホールは中世からバロックの音楽を純粋に楽しむには広すぎるけれど、繊細な音に全ての聴き手が耳をすますのはとてもいいと思いました。
サヴァールのヴィオールは弾いている音楽と同時代のもの。そして、アンサンブルのサウンドは洗練されていて、上質に溶け合い、いい音色でした。
音楽のノリやイキがいいのは大切ですが、まず、音の質がいいことはとても大事。いい音があってこそ、そこから自然に広がる響きがあり、想像力も膨らみ、音楽も発展していきます。そして、心の奥深く、音楽の核心へ・・・内にも外にも無限に広がっていくのでしょう。
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posted by makkida at 22:55| あんなこと こんなこと | 更新情報をチェックする
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