2019年09月11日

弓と弦の仲

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バロックボウでは弓を弦に当たる接点の感覚を自然に感じられる。
毛が深く弦の中に入るときは、まるで水の中に浸すように。そして水から出していくように。
また、筆を使うときのように、弓の毛を少なくから始めたり、逆にだんだん少なくしたりするときは、筆の毛先を想像する。
絹の布や子猫の柔らかい毛を撫でるような感覚。
太い筆、刷毛を使う感覚。
様々な感覚を想像できる。

いい弓を使うと、その感覚がよりはっきりわかるのだと思う。自分で所有できればこんな幸せなことはないが、一度でも使ってみると身体が覚えてくれる。
posted by makkida at 13:53| 楽器演奏と身体 | 更新情報をチェックする
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