2019年11月23日

自分の心が受けとめる

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アーティストがラジオ番組で紹介されて、エピソードの後に曲が流れて、いいな、と思って調べると、ウェブサイトではとてもセンスいい動画や、CDジャケットのデザインの写真、興味深い内容にまとめたインタビュー記事がアップされている。これがメジャーの意味。このアーティストの人気が上がって売れることが経済活動になる。

心が動いて、いっとき自分の中で盛り上がるけど、ふと気づく。わたしはこの音楽を来月聴いていないな、と。熱が一気に冷める。
そこには、わたしの日々の行動、仕事、思考をしながら、身体で、自ら出会ったもののような深さと継続力はない。
自分で出会うものというのは、お金じゃなく、何か熱いエネルギーが働くんだ。
山あり谷あり、うまく行ったり落ち込んだり、ダメだという気持ちの蓄積・・・そういう中で、知らずに心がキャッチする。
魂かな。

演奏することに対して支払われるのは大事なこと。
何に対してかというと、演奏技術だけでなく、同じ時空間で音楽を新たに生き返らせる全てのこと〜考え、アイデア、精神、その場の雰囲気、集まった人々が気持ちよく過ごせて、スムーズにコンサートが進行すること・・・。それはすべて、音楽の心を大切にしたいという真っ直ぐな想いから来るはず。

うまいと思われたい、認められたい気持ちの裏には、一緒に演奏(仕事・共同作業)している人間関係の根っこの部分が違ったり、ねじれていたりする。なんとかやり過ごし、保っていても、心がつける嘘は、いつか必ず自分に跳ねっ返ることになる。
競争や比較とは関係ないところにある音楽。ましてや、負かしてやろう、なんていう暴力も関係ない音楽。
音楽の心を大切にする演奏で、集まった人が喜んで、雰囲気も含めて幸せな気持ちになる。それで充分だ。
そういう音楽が世界のどこかでいつも行われているだろう。そういう平和な音楽が世界のあちこちで続いていきますように。
posted by makkida at 21:37| あんなこと こんなこと | 更新情報をチェックする
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