家の中に閉じこもりがちな今日この頃。
幅の広い人脈と精力的な研究と、視野の広さを羨ましく思う。これが性格で個性で、その人の生き方。
人との出会いが制限されている今、ますます狭くなり、もう自分のこの先はどうにもならないような気すらしてくる。
広い空を見上げると、素晴らしい!この開放感!固くなった身体が緩んでくる。
こんな魅力的なデュオの音楽作りでラフマニノフが聴けるとは。Cecylia BarcykのチェロとBarbara Halskaのピアノの素敵なバランス。空気の濃淡、流れの自在さ。
知らなかった演奏家たち、決して自分が出会うことのない人たちに、人を通じてかろうじて出会う。
有名な録音とはメジャーレーベルで広く宣伝されているもので、音楽界の渦にいなくても知ることができるのだけれども、私の感覚に合う演奏かどうかはそれとは別だ。もちろん、巨匠たちもメジャーな人たちも素晴らしい。勉強になる。
演奏家である自分も、私の演奏をしなければいけない。
憧れすぎてはいけない。
私のうちにあるもの(考えやアイデアや技術を含む、想い)を表に出すことができる喜び。それだけなんだけれども、一緒に弾く人がいなければアンサンブルはできない。
人の集めたものをずっと見続けていたら、なんだか、疲れてしまったみたいだ・・・。