人が焦っているのだろうか。気持ちが落ち着かないのだろうか。感染症の影響で緊張したり、不安があるのに、ご近所さんのお嬢さんが事故に遭って入院。この日は受難日だった・・・。
外出を自粛している今は、することがなくて暇を持て余しているわけじゃない。
普段からそうなんだけれども、緊急時にこそひとりひとりが情報を得て、よく考え、選び、権力を批判できるのがいい。感染症対策の対応が遅いし、明確でないし、責任を負うことを避けるし、色々おかしいことが政治で行われているときに、自らが権力任せにならないように。コロナ対策でおおわらわの筈が、重要な法案が通ろうとしていることも!
そして、今、世界中で困難な状況におかれている人たちが、コロナの影響でますます厳しい状態になっていることも忘れないでいたい。
音楽家の遺した本を処分する前に、読みたいものをピックアップしていたら、だいぶ英文の読み物が集まった。
いつか読もう、と溜めている本や文章は家にもたくさんあるので、このコロナ休みの間にまとまって勉強をしたい。
練習して、勉強して、散歩して。やることはたくさんある。
それだけで1日が過ぎて行くだろう・・・
直接その人に与えられた(その人が理解した)イメージやメッセージ、言葉、音楽は、その人の体験だ。ヒルデガルトが地球の動きを、そして宇宙を見た(感じた)ように。そこから考え解釈したものが文章や絵として後世に残り、今私たちは見たり読んだりできるのだけれども。
残された目に見えるものから追体験し、精神を得ることが可能になる。
そういう意味で、私は体験する、ということを渇望する。
ヒルデガルトの見た幻視。(Oxford University Press "Early Music", August, 1998)