2020年04月13日

再燃ブラームス、時間の流れ、時の流れ・・・

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ブラームスのピアノコンチェルトの2番を聴くと、つい、好きな演奏を求めて彷徨ってしまう。ピアニストや指揮者、オーケストラはもちろんだけれども、3楽章のチェロのソロ。色々な演奏の中でどの組み合わせが一番、というのはまだ決められない。
チェロソロの音が出た瞬間に立ち昇っていくような音色、だけれども地に足のついた包容力のある音楽の大きさ、ゆったりとした時間の流れ・・・。

ロマン派の音楽では、詩情の表出や音楽の流れのために、自然な「歌」が大切。ポリーニの弾く手元から歌が聴こえてくるのはさすがだと思う。
ピアニストがそれぞれの部分を歌っていても、流れのない演奏では全体像が見えない。ブラームスでは、オーケストラとピアノが一体になって音楽を作るためのアンサンブルがなくてはならない。オーケストラのいいアンサンブルによる響き、ピアノとの調和、チェロソロと他の楽器との調和。
ウィーンフィルを振っている若きアバドの映像が見られるのは嬉しい。このチェロは素晴らしい。

出だしのピアノの響きがいいなあ、と思っても、フォルテになった瞬間、音が硬くなるのがいつも残念に感じる。現代のスタインウェイではしょうがないのか。もっとも、コンピュータのスピーカーではどれも音の広がりがなくて全くダメだけれども。

しっくりするものを求めて、どんどん時代が遡ってしまう。
19世紀終わり頃の状態のいい楽器(ピアノ)で聴けないものかなあ・・・。
モダン楽器でもいいから弦楽器はガット弦にした方が、音色が豊かで暖かいのではないか。そして心温まる、愛のあるアンサンブルの音楽になるのではないかなあ。
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posted by makkida at 01:03| あんなこと こんなこと | 更新情報をチェックする
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