2020年04月22日

続・音楽すること、考えること、存続すること

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本来なら、今日、リサイタルをしているはずでした。
家で一人、プログラム全曲弾きました。
私からチケットをご購入くださったお客様は、皆さん来年の延期公演までお待ちいただけるとの、本当に有難いお返事をいただきました。涙の出るほど嬉しいお励ましです。どうもありがとうございます。
来年、多くの方と元気にお会いできるのを待ち望んでおります。

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とりあえず積んでいた本が溜まっている。
『石牟礼道子対談集 魂の言葉を紡ぐ』の冒頭に目を走らせたら、吸い寄せられた。
「若者たちをみていて感じるんですが、この世の暗いところ、根っこのところに一切かかわるまいと思って逃走して・・・」
20年前に書かれた文章だ。いまの若者は遊ぶことも自由でないのだろう。でも、人間の抱える問題は変わらないと思った。
「心を養う滋養分が人工甘味料でできたジュースみたいなものだけにならないかしら。」「沖縄の若者とか沖縄の文化が、いま力があるでしょう」
そう。
沖縄とアイヌに、根っこを感じてきた。
真夜中にNHKでやっていた番組で、知床のヒグマと漁師の共存する関係を見て、これに敵う思考や説明があるだろうかと思った。都会の人間が共生なんて言えるかと思った。人間が作りあげた宗教は弱いと思った。自然の中で生きる動物には決して食べ物を与えない。ヒグマがやせ細り、子グマが死にかけていても。一度与えたら、人間を襲うようになる。人間に近づいて来たら怒る。そうやって付き合っていれば、ヒグマの方でも一定の距離以上は近づかない。だから、その村の漁師たちはヒグマに襲われたことがない。

「生命には自滅のシステムが仕掛けられている。だからいくら長生きしようと頑張ってもだめだということなんですが、人類もひょっとしたらそういう時期に来ているのではないかしら。」

鳥たちは、塀も金網も木もセコムも、すいっと楽々飛び越え、自由に飛び回る。彼らのなかでコミュニケーションをしながら。明日の心配もしない。
人間は、コミュニケーションをするためにどれだけたくさんの手段を持っているのだろう。それなのに、分かり合えないし、戦争するし。
身体を優しく触れたりさすったり、ハグしたりして、オキシトシンという幸せホルモンが出てストレスや痛みが軽減されるそうだ。動物は敵に襲われないようにするために、仲間で喧嘩しても最後には抱き合って仲直りしてコミュニティを大切にしているそう。
音楽も一つのコミュニケーションの言語。言葉よりも直截に伝わると思う。音で伝えるのに、言葉で説明しないといけないのは残念だけど、説明が必要な作品もある(説明して欲しい人もいる)。
表面的な音の伝達でない、もっと深層に届くといいな。
生き物が誰でも持っている力はあって、怪しいものでも超能力でもなく、ちゃんと科学的にも証明できることもある。教育や生活に取り入れて、人々に役立てたいと思うかどうかですね。

教育。
今、コロナの影響で、13人に1人の学生がバイトが無くなって授業料払えず退学しなければならなくなるかもしれないとラジオで聞いた。なんてこと。国は学校、大学や教育機関にお金を投じて支援しなければ!学生のための奨学金が貸与ではなく、返さなくていい奨学金をもらいやすくなるようになったらいいな。この際、国立大学は授業料無料にするくらいの、教育を大事にするきっかけになればいいな。学生の間にしかできないことはたくさんある。せめて、その時間の余裕があるように・・・。

「日本の近代は、取り返しのつかないきっかけを何度か取り逃しつつここまで来てしまったという気が私はする。」木下順二『戦争責任の問題はもう終わったか』(「東京新聞」1974年1月8日)
それから46年・・・。
気づかないでも存続できてしまう・・・。いやいや、数少なくても、誰かが必死で言い続けたり抵抗続けたりしたのでしょう。

原因がわかれば、その気持ちがあれば変えられることもあるでしょう。

コロナ対応で各国の違いが現れています。ドイツのメルケル首相の科学的根拠に基づいて丁寧に説明する話、ニュージーランド政府の対応。Be kind, stay calm・・・さすが。
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豆苗が急に伸びた!生き物って、急激に伸びるときがあるんですね〜。人もね✨
posted by makkida at 15:25| あんなこと こんなこと | 更新情報をチェックする
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