2020年05月05日

これからの人たちのために

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VivaldiとGeminianiのソナタを日替わりで、たまにFaureのソナタや小品を弾いてます、今日この頃。もちろんバッハも。暑い日には窓を開けているご近所さんもいるので、なるべく聴いて快い音楽を、ということで。
古いカセットテープを掘り出して、今日聴いたのは、ボロディンの2番とチャイコフスキーの1番の弦楽四重奏曲。何十年ぶりに聴いた(?)、テープが古くなってもうダメかなぁ。ロマンチックなザ・名曲、たまにはいい。

民謡や民話は口頭で伝承されます。
人々の生活の中で生き生きと、今日の物語や歌が少しずつ膨らんで、変化して伝わっていくもの。生きているものです。
文字や音符で書き残すのが難しくもあります。ある時点で形にしてしまうと、それが正しい、と後世の人が思ってしまうかもしれない。
都会の文化に押しのけられて、語り(歌い)伝える人が途絶えたら、忘れられてしまいます。残さないと、無かったことになってしまいます。
形に残っていれば、時を超えて、遠くの国の人にも伝えることができます。
完璧な形はありえないけれど、民謡や民話の採集は必要です。

とてつもなく悲しい、痛い、辛いことは、その人の記憶からぬけてしまうことがあります。忘れなければ生きていられないこともあるから。
当事者にとって、悲惨な出来事は思い出したくないものです。
過去にあった人間の犯した間違いや、災害や、残酷な出来事を、書き残して伝えることで、未来の人が助かるかもしれない。同じ間違いを起こさないかもしれない。少なくとも被害を少なくすることができるかもしれない。資料は残さなければ、事実が無かったことになりかねません。
日々、どこかで、誰かが、未来の会うことのない人のために、残す仕事をしているのでしょう。

今、あらゆる店、小さな企業、学校休校で給食に関わる食品店や農家が生き残れるかどうかの瀬戸際にあります。大企業の仕事のためにたくさんの小さな会社や個人が関わっています。経済の歯車は大きい部分が生き残ればいいのではなく、末端に至る一人一人まで生活が保障されないといけない。みんなが失業せずに、生き残っていてくれないと、芸術文化の担い手もいなくなってしまいます。コロナの影響がなくても、近年、音楽会を聴きに行く余裕がない若い人や家庭が増えているのです。
時の政権の軸にいる人たちが自分の身内や関係者に優遇して税金を使っていないか、命や教育を大切にしているか、大事が起こった時に適切な対応ができるかどうか、どちらの方向に向かおうとしているのか、個人が賢く見ていないと、大変なことになるかもしれません。

未来の人たちに今まで存続してきたものを残すために。

Happy Children's Day👦👧👶✨
posted by makkida at 15:11| あんなこと こんなこと | 更新情報をチェックする
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