この音階のコーナーでは、様々な音階の練習を挙げていきます。
[1]ゆっくり、音を聴く
C線の低音からA線の高音まで(4オクターヴ)、全音符でゆっくり。自分にとっての「ゆっくり」テンポで。
お腹で呼吸をすることを忘れずに。呼吸をコントロールする必要はありませんが、弓の速度と呼吸が自然に合ってくるでしょう。
音が潰れず、カスレもせず、今日の楽器の調子と、弦に対して弓の吸い付き方を確認します。
自分自身の身体の調子も観察できるでしょう。今日は調子いい、硬い、落ち着かない、色々気になる、気にしないで音を出せる、とか。
楽器の共鳴や、倍音がどのように出ているか聴きます。
開放弦は最も楽器が共鳴する音です。「開放」の言葉通りです。
完全5度で調弦されているヴァイオリン属の弦楽器では、開放弦のない音でも、開放弦から完全音程で響きのある音程を取ることができます。その例。