2020年08月16日

猛暑に想うこと

KIMG1858.JPG
真夜中に外気温34℃、という日には参りましたが、昨夜は家の中で35℃。突然の雷雨(豪雨)は怖いですが、この高温続きは雨が降らないと下がりませんね。
夏になると、新聞には戦争の記事や特集が増えます。特に今年は敗戦75年で、東京新聞では読み応えある記事がかなり多いように感じます。
戦争の最後の夏は特に暑かったと聞きます。食料も物資も乏しく、自粛と監視の息苦しさ。暴力。身体や服を洗って清潔にできず、シラミがわく。敵味方に分かれる。戦地で殺しあう。空襲や爆撃に逃げまどい、傷つき、大事な人を失い、住む家もない。捕虜となって奴隷のように扱われる。弱い人が強い人に支配される。感受性を無くす。国のために命を捨てる・・・。
「人間らしさ」を失っていくのが、戦争。一人一人が体験したそれぞれの戦争を知り、想像すると、戦争をしてもいいことは何もない、絶対にしてはいけない、と思わずにいられません。
記念日に思い出すのではなく、折にふれ、過去の事実から逃げずに、ひとりひとりが考えること、言論や行動の自由を守り続ける(どんな体制でも最低限その自由がある)ことが、平和を作ることになるのだと思います。
そして、コロナ禍の行動や活動の自由がないとき、不安が引き起こす監視社会、「自粛」の意味、実体を考えさせられます。

さて話は変わって。
この猛暑の中、引っ越し作業中です。
コロナの影響で、フリーランスの人々にとっては見通しの立たないこの頃。多くの人が家賃の支払いの困難に直面しているでしょう。
私たちは、とりあえず北信に移ることにしました。
公演はまだ予定がありませんが、レッスンやワークショップは東京で今までと変わらずに行います。
ということで、レッスン場所がまた一つ増えました。落ち着いたらご案内いたします。

春からあちこちの片付け作業をしていて、チェロの練習に集中して時間を取ることができないでいます。それでも、作業の合間に楽器を弾くと、ガット弦のしなやかさを弓の毛で感じ、楽器から出てくる音の振動、倍音の響きに、体が癒されるのを感じます。ただ音を出すだけで、こんなに喜びがあるのかと・・・。
プレーンガット弦による音楽は、多くの人の心身を柔らかくほぐし、元気にすると確信します。
私は今、演奏会はできなくても、レッスンをすることで、音楽による新しい息吹をもらっています。上手い下手のレベルはどうであれ、音楽を通したコミュニケーションは必要なものだと改めて思います。
人間らしく生きるために、音楽はなくてはならないものです。

コロナ感染にともなう様々な困りごとだけでなく、熱中症にもくれぐれもお気をつけて、心を平安にお過ごしください。
posted by makkida at 23:09| あんなこと こんなこと | 更新情報をチェックする
当サイトの写真、記事の無断転載・無断使用はご遠慮ください。 Copyright 2022 Makiko Tomita Kida, all rights reserved.