昨秋の台風被害を乗り越えて、今年の長野のりんごは元気になっています。いろんな種類が次々と、色とりどり、目にも楽しい、美味しいりんごです。
自主企画では、どこからかの支援や助成金がない限り、自分の資金の中からやりくりします。
主催がどこか大きな会社や公共団体だと、ギャランティは依頼されるときに決まっています。交通費宿泊費がコミの場合と、プラスされる場合、これくらいは誰でも考えつきますよね。演奏者自身が持ち運びできないほどの大きな楽器、ピアノやチェンバロ、オルガンなどの鍵盤楽器、グランドハープなどは、運搬費を出してもらえます。鍵盤楽器はコンサートために(当日だけで無く、事前のリハーサルから)借りなければならないので、楽器代が必要です。当日の調律代も出してもらえます。
弦楽器奏者としては、少し複雑な気分です。
私たち弦楽器奏者は、自分の楽器を持つことができる。ということは、メンテナンスは自分でしなければならない。当然のことです。車も家も家電もそうですよね。
常日頃、楽器には手をかけている、それ日加えて、本番に間に合うように調整したり、弦を張り替えたり、毛替えをしています。そのコンサートのため「だけ」、とは言えませんが、でも、年に数少ないソロ本番しかない演奏家は、その本番のために準備しています。
でも、調整代+弦代+毛替え代まで、コンサートの経費に入れてもらうよう言うのは、なかなか・・・。
一回の本番のギャラで、2〜3万円の調整代が、弓2本分の毛替え代2万円弱が、弦代(一本につき5000円弱〜1万以上)が消えます。交通費しか出せない、とか、1万円でお願い、という依頼の場合・・・毎日1万円の本番があればいいですが!
始めたら回し続けるしかない。
嫌だな・・・原発みたいじゃないか・・・。
いい仕事をしよう!