2021年08月05日

拍の感じかた

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バロックや古典派、それ以前の古い音楽をするときに必要な拍の感じ方は、説明がいらないほど自然なリズム感だと思っていた。でも、いつの時代も誰かが記述を残しているということは、理解が難しい人もいるのだから、説明は必要ということ。
現代の定期的に「刻まれる」音、例えばデジタルの時計やメトロノーム、コンピュータ上で作られる音楽は、「不自然」なほど揃っている。私の感覚で言うと平面的で二次元的。
以前のリズム・拍子と体の動きでも書いたけれど、拍には準備が必要。拍から次の拍(音と置き換えてもいい)のタイミングは、前から予想されるもの。
時計の振り子、人の歩き方(もちろん身体的に無理な場合もあるけれども)、ボールやバネの跳ね方など。重力がある地球上で、物の動きにヒントがある。
振り子と電子のメトロノームでは、拍感が明らかに違うと思う。電子では次の動きが予測できない、体で感じられないのだ。拍から拍への速さ(拍の間の動き)が全く違う。振り子運動には、動きそのものがリズム感になる。これは視覚的な問題だけだろうか?

電子音がなかった時代、人間の心臓の速さや歩き方は大事な目安だったのでは?
posted by makkida at 16:06| 楽器演奏と身体 | 更新情報をチェックする
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