2022年06月14日

はじめたてのチェロ

KIMG3333.JPG
楽器演奏の修得は人によってペースが違います。身体つき、過去や現在の体の使い方、それまで経験して来たこと、全て人それぞれですから。
特に高齢になってから始める方は、身体の柔軟性が衰えて、頭と身体の動きがうまく繋がらないのはよくあることです。人と比べずマイペースで。
チェロは大きな楽器ですので、全身を連動させることが必要で、楽器を鳴らせるようになるまでに時間がかかります。幸いにして、この楽器を始めようとする方は、どちらかというと長期的思考で、焦らずご自分のペースをお持ちの方が多いようです。

楽器や弓の持ち方、左指の運指(並べ方)を得て、1オクターブの音階が弾けるようになったら、簡単な短い曲が弾けます。
弓の動きや左の指の訓練のために練習曲が並んでいる教則本を使うときもありますが、初めから音楽をしていきたいと思います。
また、「きらきら星」や童謡から始まる初心者用教則本を望まない方もいらっしゃるので、コラールや讃美歌や世界の民謡から探し(またはバロック作品の編曲もします)、例えば1ポジションのみで弾ける曲集を手作りしています。

教師と一緒に弾ける短い曲は、弾いていて楽しいですね。初めから人と合わせると聴く耳ができ、アンサンブルに慣れるためにもいいですし、何と言っても音を合わせる喜びが得られます。
今はいい練習曲がたくさん出版されていると思いますが、リサーチ不足で・・・。
よく使う楽譜は、S.Leeセバスチャン・リーのFirst Steps in Violoncello Playing (First Steps for One or Two Cellos), op.101
です。
今はネットショップで海外の楽譜店から直接購入できますし、ダウンロード版も購入できるようになって便利ですね!
https://stainer.co.uk/shop/n5546/
https://en.schott-music.com/shop/first-steps-in-violoncello-playing-no316180.html
こちらがダウンロード版。
https://en.schott-music.com/shop/first-steps-in-violoncello-playing-noq19190.html

KIMG3337.JPG
黒姫山の上級者コースリフト乗り場から見る野尻湖と信濃町
posted by makkida at 10:51| レッスン・ワークショップ | 更新情報をチェックする
当サイトの写真、記事の無断転載・無断使用はご遠慮ください。 Copyright 2023 Makiko Tomita Kida, all rights reserved.