2023年12月08日

1月7日チェロとコントラバスのデュオコンサート

◆20240107富田牧子&角谷朋紀DUOコンサート フライヤー.jpg
今日12月8日は歴史を思い起こす日ですね。現在、同じ地球上で戦争が止まないのが痛ましい。爆撃の下で命からがら逃げ惑う人々、家族友人や衣食住を失った人々に、早く平穏な日々が来ますように!

年明け1月に予定しているチェロとコントラバスのコンサートのご案内です。
2024年1月7日(日)京都のアイガットサロンにて、コントラバスの角谷朋紀さんとデュオコンサートを開きます。
歴史的な楽器や奏法でコントラバスやヴィオローネを演奏し続けている角谷氏。ヨーロッパ各地のバロックオーケストラの中で演奏する経験を生かし、帰国後、オーケストラやアンサンブルで素晴らしいバスの音色を添え、音楽を支えてくれています。
角谷氏は文献を読み、研究しながら、彼が理想とする音を求めて、実際に歴史的なガット弦の製作をしています。まさに手作り。
私はこの弦を使うようになって、バロック音楽の「言葉を喋る」の意味、言葉のような発音やアーティキュレーションの具体的なイメージを持てるようになりました。この弦から多くを学び、助けられています。
1月のコンサートでは、その貴重なガット弦を二人の楽器に張って演奏する予定です。

1770年代のモーツァルト(1756-1791)のチェロとファゴットのための二重奏。ボッケリーニ(1743-1805)の技巧的なチェロソナタ。モーツァルトが亡くなった翌年に生まれたロッシーニ(1792-1868)のデュエット、チェロとコントラバスの二重奏と言えば、この曲。
1800年前後の、それぞれ個性のはっきりした聴き応えのあるプログラムだと思います。
最近はバロックの音楽が多かったので、古典派からロマン派に移行する時期は久しぶり。それぞれ形の違う弓を使うつもりです。

それから、この企画の目玉は、角谷氏によるガット弦の貴重なお話つき。
豪華盛り合わせパフェのような(演奏者としてはデザートでなくディナーですね)内容で、みなさまのお越しをお待ちしております!

音楽愛好家でいらっしゃるアイガットサロン のオーナーさんは、ガット弦をお好みで、ジャズのベーシストでもあります。私はこのサロンのシリーズに出演3回目になりますが、素敵なバロック演奏家との共演プログラムをプレゼントできることが嬉しいです。

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2024年1月7日(日)
アイガットサロン コンサート
富田牧子(チェロ)×角谷朋紀(コントラバス)デュオ&角谷氏によるガット弦のお話
2回公演
【時間】14:00 (13:30開場)/18:00 (17:30開場)
【場所】アイガットサロン[京都市北区小山北上総町40-2 3F]
【プログラム】
W.A.モーツァルト:ファゴットとチェロのためのソナタ 変ロ長調
KV 292(196c)
L.ボッケリーニ:チェロと通奏低音のためのソナタ 変ロ長調 G 565
G.ロッシーニ:チェロとコントラバスのためのデュエット ニ長調 
【料金】一般3,900円/学生3,000円
【予約】アイガットサロン kishida@kyoto-advisory.co.jp 電話090-7359-4585
【主催】京都音楽芸術アドバイザリー
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チラシ裏面.pdf
posted by makkida at 22:50| ガット弦で弾く室内楽 | 更新情報をチェックする
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