2024年08月15日

弾くために学び続けること

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敗戦の日に、人間の、世界の、宇宙の調和を表す音楽を想う。

今週末は京都でJ.S.バッハのインヴェンションとベーラ・バルトークのミクロコスモスを、田村安祐美さんのヴァイオリンとデュオコンサート。
Mikrokosmos 小宇宙。
小さな人たちが小さな手で奏でるユニゾンで始まる、この曲集の意味。
たった一段、数小節のシンプルな旋律が、音楽の、人間のあり方の本質を示している。
同音を多数の声部で一緒に弾く、という意味で使われる音楽用語ユニゾンunisonは、一致、調和、から来ている。
ひとりが奏でるユニゾン、ヴァイオリンとチェロの二人で奏でるユニゾン。
小さな人たちのための曲集は、調和的存在としての人間形成のための音楽。
バッハのインヴェンションの一曲の中に見つけられる様々なアイデア、発想の豊かさ!練習するたびにいろいろなものが見つかる。まるで自然の中で歩いているかのように。
ミクロコスモスの短い一曲のアイデア(課題)が、いくつも合わさっているのを感じる。逆に言うと、バルトークがいかにバッハの音楽からインスピレーションを受け、学んだか、ということがわかる。
それを追体験できる私たち音楽家の楽しみ!
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猛暑と高湿で、毎日、掃除や洗濯に追われ、少しずつでもコツコツと続ける練習や勉強の時間がどんどん削られて行く。
楽器を弾けること、音楽家であることが私にとって生きる支えで、喜びであるのに。
仕事(本番)は自分で作らないといけないのに、その元となる気づきや発見のための練習と勉強ができないなんて!
仕事を作るためにスケジュール調整のやりくりに頭を悩ませる。コンサートご案内の発送も、今後のコンサートのチラシも作らないといけない。
できないことにイライラが募る。少しでも弾けたり、音楽に関わったり、勉強ができるだけで、心が安定するのに。
それも、頻繁な移動(その準備、片付け)の合間に。
困っている人の声も届く。「今日の夕飯、どうする?」ご飯と味噌汁があればいいじゃん!
誰それが何をやっている、これがオススメ、と情報は飛び交い、遅れを取る・・・そちらまで手が回らない。
バッハ・ゼミの動画は1年以上溜まっている。IMG_20240808_234419.jpg
秋のコンサートのための勉強、そして、新たにフランスバロックの勉強も・・・
ああ〜楽しみでならない!
早く集中したい。
この夏、どうか、もうこれ以上、音楽以外の用事が増えないでくれ!
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posted by makkida at 10:13| ガット弦で弾く室内楽 | 更新情報をチェックする
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