2017年12月29日

ヒルデガルト四大元素のハーモニーシリーズ1

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2018年の始まりは、J.S.バッハで色々な音楽を挟むサンドイッチコンサートの《羊とヤギ》バージョン!誕生月に感謝をこめて・・・ そして新しい年を世界の調和を願う音楽で始めたいと思います。
「ビンゲンのヒルデガルトによる四大元素のハーモニー」シリーズ第1回は、プロローグそして”土 terra”(全4回のシリーズもお楽しみに!)
地はそれぞれの生き物を産み出す。土は肉体を町を強固にする。土から生まれ、土に還る。生の始まりであり、終わりには地に横たえられる・・・
バッハによるサンドイッチ、ヒルデガルトによるミルフィーユ、新しいプログラムでお届けします。
【プログラム】
『アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳』より ミュゼットBWV Ahn. 126
J.S.バッハ(1685-1750):『フランス組曲第5番』BWV816より ガヴォット

ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179):おお、魂の牧者よ

ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:おお、永遠の力よ
トルバドゥールのP.ダルヴェルニュ(ca1150-1215):日の短く夜の長くなる頃

パーカッションソロ
ブルガリアのダンス ブチミス

ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:おお、豊かな実りをもたらす根よ
バルトーク・ベーラ(1881-1945): トランシルヴァニアの夕べ 〜
(ハンガリー民謡)黒い大地 〜 ジュラの野原で 〜 ケルトメグの野原で 〜
(『こどものために』より)兵士の歌〜豚飼いの踊り 〜
(2つのヴァイオリンのための44のデュオより)バグパイプ 〜
(ルーマニア民俗舞曲より)速い踊り

Z.コダーイ(1882-1967):無伴奏チェロソナタより 第2楽章
パーカッションソロ

ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:顔を赤らめし時に
H.パーセル(1659-95):『ディドとエネアス』よりラメント 私が大地に横たわる時

エスタンピ(14世紀) トリスターノのラメント 〜 ロッタ
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:聖霊は生の源の生

J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番より ジーグ


「パーカッションを叩いているところを後ろから見てみたい」というご要望にお応えして、演奏者を囲むように席を作ろうと考えております。
そして、エナスタジオのオーナーさんの誕生月をお祝いして。
終演後に、ワインなど飲み物と手作り軽食つきのパーティがあります(参加費あり)。お時間おありの方は歓談のひとときをお楽しみください。

2018年1月28日(日)午後2:00(1:45開場)
ニューイヤー《羊とヤギ》サンドイッチ・コンサート
「ヒルデガルトによる四大元素のハーモニー その1 プロローグそして“土 terra”」
【場所】エナスタジオ(渋谷区恵比寿西2-17-12 エナ代官山 地下1階)
【料金】一般3500円(当日4000円)、中学生以下2000円、未就学児無料
🍸終演後にドリンク(ワインあり)と美味しい軽食つきパーティがあります。
🍴参加費:1000円
【予約】MA企画 kikaku_ma☆yahoo.co.jp(お手数ですが☆を@に変えてタイプしてし直してください)
💡チラシはこちら20180128エナ表.pdf
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2017年12月26日

螺旋に乗って

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23日、ヒルデガルト・アンソロジー@南房総、無事終了しました!
応援してくださっている身近な友人、新しい友人に助けられ公演を迎えられたことを感謝します。年末の、それからクリスマス前のお忙しい中お集まりくださった方々、遠方より(新潟からも!)お越し下さった方、ご病気のなかお越し下さった方、どうもありがとうございました。
今回、羊とヤギの新たな扉が開いたように感じます。さらに解放された空間へ飛び出したような・・・。
ペルトからの即興は、ギャラリー古藤さんでのライヴでも好評で、この日は更にヒルデガルトの力を得て、濃い時間になりました。

コスマスの即興はもちろん、ホーミーや歌は異言そのものですが、夜半さんの言葉のなかで、私の弾くチェロを「羊(の腸)の異言」とされたのは嬉しいことでした。他の人に解らない「異言」で終わることなく、私たちの身体を通すことで直に伝わる音楽に解釈され、「生きた楽器」を使った生命を持った音楽でありたい、との願いが繋がったようでした。昨年のこの時期に「O Terra」が誕生し、ちょうど一年、環を描きつつ大きく前へ進んだ感じです。まさにヒルデガルトの言うRotaです。自分の力ではなく、螺旋を描く渦に乗りながらどんどん進んでいく、様々な人と出会いながら。一年の終わりにこのような実感が得られて有難く思います。
ヒルデガルトが見た宇宙は渦を巻いて前へ前へ進んでいく、止まらない螺旋運動。
現在CGで作られる太陽系の軌道の映像、銀河系を回転しながら突き進む太陽の周りを回っている惑星は螺旋の動きをしている。
なるほど、水も台風も植物も渦を巻き、DNAも螺旋。

年明けからは、「ヒルデガルトの四大元素のハーモニー」シリーズが始まります。第一回「プロローグと土」は1月28日(日)@代官山、第二回「水」は3月4日(日)@府中です。どうぞ来年もよろしくお願い申し上げます。
2018年、ひとりひとりが平和を造る年でありますよう。
みなさま、よいお年をお迎えください。
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館山市の婦人保護長期入所施設かにた婦人の村でのクリスマスイヴにて。

2017年11月29日

クリスマスの時期に羊とヤギライヴ!@江古田

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クリスマスの時期に、心も身体も温まる夜のひとときを!
定員25名の小さな空間で、 間近で感じるチェロとパーカッションの響きとリズム。
今年 CD をリリースした《羊とヤギ》が3年ぶりに江古田で音を出します。
忙しい師走の夜にちょっとだけ立ち止まって、気持ちを落ち着けてリラックスしませんか。
お待ちしております!

Before Christmas, let's have a heart(& body) warming night with music of Pecora e Capra!
We are giving the program to pray for peace at the end of 2017.
Please visit the venue with your friends and family. We are looking forward to seeing you.

〜クリスマスの前に、2017年の終わりに、心を鎮めて平和を願うプログラム〜
めでたし海の星、慈しみ深き神の御母
ビンゲンのヒルデガルト(1098-1179):「おお、魂の牧者よ」「いまわれらに開かれたり」「おお、火のような精霊よ」
トルバドゥールのP.ダルヴェルニュ(ca1150-1215):「日の短く夜の長くなるころ」
巡礼の賛歌「一族の長」
カンティガ(聖母マリアの奇蹟を讃える歌)
即興「宇宙の始まりから終末、そして静けさ」
カタロニア民謡「鳥の歌」
パーカッションソロ
G.リゲティ(1923-2006):無伴奏チェロソナタより「対話」
塩田泉(1951-):「アヴェマリアの祈り」

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2017年12月20日(水)19:15開演(19:00開場)
羊とヤギ ライヴ! @江古田
【場所】ギャラリー古藤(東京都練馬区栄町9−16)地図
【料金】前売2500円(当日3000円)、中学生以下1000円
【予約・問合せ】MA企画 kikakua_ma☆yahoo.co.jp(お手数ですが☆を@に変えてタイプし直してください)
💡チラシはこちらからご覧いただけます20171220古藤ライヴ.pdf



🌙羊とヤギ Pecora e Capra
中世の音楽、民俗音楽、バルトークなどを取り上げ、自然体の響きと共振、霊感を大切にして、独創的な音楽を展開している。2017年CD“O Terra(大地よ)”をリリース。
♑︎富田牧子(チェロ)
 東京芸大卒業後ハンガリーのブダペストに留学。ヨーロッパ各地の講習会や音楽祭に参加、ソロと室内楽の研鑽を積む。ガット(羊腸)弦を張ったバロックと現代のスタイルの楽器を使い、様式の異なる弓を使い分けながら、様々な楽器との組み合わせによる「充実した内容の室内楽を間近で味わうコンサート」の企画を続けている。
♈︎コスマス・カピッツァ(パーカッション)
 ドイツに生まれ、日本とドイツの両国で育つ。1990年東京に移住。「オルケスタ・デ・ラ・ルス」のワールドツアーに参加。自身のバンドPlanetsensoriumのCDをリリース。2016年UAのレコーディング「JaPo」とツアーに参加。太鼓の種類や音楽のジャンルに捉われず、リズムと音の力の原点に立ち、演奏活動を行っている。

2017年08月12日

9月18日(月祝)《羊とヤギ》松本公演!

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万物の源とされる四大元素 土、水、空気、火。
 《羊とヤギ》の根源へと遡る旅が始まる。

チェロの富田牧子とパーカッションのコスマス・カピッツァによる異色デュオ。2013年にデュオとして活動を始め、自然体の響きと共振、霊感を大切にし、独創的な音楽を展開している《羊とヤギ》が、「大地」をイメージしたCDを今年1月にリリースしました。今年春から続けている「O Terra(大地よ)」CD発売記念コンサート、松本公演です。
羊の腸の(ガット)弦の豊かな音色、山羊皮を張った太鼓で繰り広げる宇宙的な即興で、中世の音楽、民俗音楽をベースに、ハンガリー音楽などを演奏します。
大地に根ざした人々の祈り、土から生まれたリズム。
中世の修道女ヒルデガルト・フォン・ビンゲンに触発されて生まれた独自の音楽世界。

音楽による祈りや躍動感によって、身体が生命力で満たされる場と時間になればと願います。

program
B.バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
Bartók Béla: Romanian Folk Dances
ブルガリアのダンス「ブチミス」
Bucimis, Bulgarian Folk Dance
パーカッションによる即興
Percussion improvisation
Z.コダーイ:無伴奏チェロソナタより
Kodály Zoltán : from Sonata for solo cello
…etc. 

2017年9月18日 (月祝) 16:00開演(15:30開場)
【場所】 日本基督教団 松本教会 松本市開智2−3−45(松本城の北側、開智小学校のならび)
United Church of Christ in Japan Matsumoto Church
【料金】一般前売 ¥2500(当日¥3000)/ 中学生以下 ¥1000
【主催・予約・問合せ】 MA企画 kikaku_ma☆yahoo.co.jp(恐れ入りますが☆を@にタイプし直してください)
💡FAXにてお申し込みの方へ、8月中はすぐにお返事できない場合がございますのでご了承ください。
チケット郵送ご希望の方は恐れ入りますが送料82円をご負担いただきます。
💡チラシはこちらからご覧いただけます20170918羊ヤギ表.pdf
20170918裏.pdf

👀羊とヤギの初CD『O Terra(大地よ)』動画
Pecora e Capra's first album "O Terra" Video

https://www.youtube.com/watch?v=_fWQzmEHoEA&t=4s

2017年07月08日

🐑🐐2017年前半ライブ終了

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春から続いた《羊とヤギ》のコンサートがいったん休みになります。濃い時間をご一緒に作っていただいた皆さま、どうもありがとうございました。
夏と秋口は「巡礼の旅」「修行の日々」。
今月、私は長年の課題であったソロの録音、夏いっぱい新たなCD製作作業と勉強に取り組みます。
大雨の被害の只中におられる方々を思うと心が痛みます。
これから到来する酷暑に向けて、皆さまもお身体にお気をつけて、どうぞご無事でありますようお祈り申し上げます。

2017年05月24日

6月25日《羊とヤギ》 in 仙台

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《羊とヤギ》”O Terra” CD 発売記念コンサート in 仙台市 長町遊楽庵びすたーり(仙台市太白区長町3-7-1)
2017年6月25日(日)
チェロの富田牧子とパーカッションのコスマス・カピッツァによる異色デュオ。2013年にデュオとして活動を始め、自然体の響きと共振、霊感を大切にし、独創的な音楽を展開している《羊とヤギ》が、「大地」をイメージしたCDを今年1月にリリースしました。今回は「O Terra(大地よ)」CD発売記念コンサートです。羊の腸の(ガット)弦の豊かな音色、山羊皮を張った太鼓で繰り広げる宇宙的な即興で、中世の音楽、民俗音楽をベースに、バルトークやコダーイなどを演奏します。
ネパール語で「ゆっくり」を意味する「びすたーり」。もともと材木屋だったという125年前の古民家は改築されて、温かみを感じる、ゆったりした時間の流れるレストランになりました。ここでは、障害を持つ人々も一緒に働いていらっしゃいます。天井が高く、空間が広々していて、きっとここでチェロとパーカッションの音を出したらいい響きがするに違いない!と感じました。丁寧に作られた美味しい食事と一緒に、《羊とヤギ》の音楽をお楽しみください。

「びすた〜り」について。
代表の菊田さんに初めてお会いした時、穏やかで優しい静かな口調のお話から、芯の強さと熱い想いがまっすぐ心に伝わってきて、感動しました。菊田さんのインタビューを見つけましたのでご紹介します。スタッフの皆さんも一生懸命で優しくて、お店の雰囲気も落ち着いていて居心地がよく、お料理も美味しいです!
http://cominka.jp/sp_future_bistari_1/
http://cominka.jp/sp_future_bistari_2/

★ランチタイム
11時半開場/12時〜食事/13時〜ライブ(1時間)
💡ランチ付き
大人(高校生以上)4000円、中学生3000円、 小学生以下【子どもランチ付き】 2000円
★ティータイム
15:15開場/1 5 : 3 0 開演 
💡ケーキ&お茶の休憩を挟みます【ケーキセット付き】
大人(高校生以上)3500円、中学生2000円、 小学生以下1500円
【予約】びすた〜り TEL. 022-352-7651
【問合せ】MA 企画 kikaku_ma☆yahoo.co.jp(☆を@に変えてください)
チラシはこちら20170625びすたーり表.pdf
びすたーり裏.pdf
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2017年05月23日

土と生きる人のなかで

すっきりと晴れた二日間のうちに房総ツアー終わりました。Cafe & gallery わをんさんと天空の古民家さん、準備やお手伝いしてくださった方、お集まりいただいた全ての方々に感謝いたします。

ぐんぐんと伸びる木、あちこちから顔を出している竹の子。少しでも放っておいたら道も家も草木に覆われてしまいそうな、そんな大地の生命力に包まれて、あまりにも充実した二日間、頭がついていかないのか、ぼーっとしていた。いつものように頭が動かない、ということは、いつもは演奏するときに頭を使いすぎているのだな、と思う。移動や一日目のコンサートや睡眠不足による疲れもあったと思うが、山のなかの古民家で過ごした一日半、コンサートが始まる頃にはまだテンションがちっとも上がらなかった。いや、むしろ、こんな環境で田畑を耕したり、有機農法をしている人たちの前で、「大地をテーマ」なんて恐れ多くて言えるものか、「O Terra(大地よ)」なんてしょせん都会人の発想なんじゃないか、と落ち込みかけていた。
子どものときは野を駆けまわり泥んこになり、木に登り、すり傷が絶えず、今でも緑のなかで歩き回らないと気分が悪くなり、都内の人混みにいるだけで落ち着かない私は、ちっとも都会の人ではないと思っていた。
真っ暗な夜空に満天の星。強い陽射しでむんむんとした草の香り。枝いっぱいにつけた夏みかんの花、その香り。あちこちで交わす小鳥たちの声。大きく、やさしく、一息に、大地に吹きよせる風。
背伸びして偉そうなテーマを説明したところで、自然のなかでは丸裸。付けてみたって、貼ってみたって、すべてお見通しだ。
人間の強さは自然のなかで揉まれ、支えられ、形成されていく。どの人間がエライ、ということはない。
バルトークたちは自国ハンガリーの民俗音楽を研究したけれども、異質のものの隔離は民俗音楽の発展にならない、多くの民族や言語や芸術が混ざり影響し合うことが、芸術音楽の発達に繋がる、という考えを持っていた。
権力者にとって都合悪いものを排除する独裁政治は芸術にとって害になる。生きて音楽をする上で大切にしたいことや人間の心と身体の自由が脅かされることに抗議する方法は、デモに参加することも大事な行動だが、感じること、考えること、自分に正直でいることだ。なんだかんだ言ってみたところで、私は音楽することしかできないんだと思う。
私が音を出す、それがすべて。

2017年05月16日

大地よ!ライブ@千葉・房総


自然栽培をしている農家の固定種のトマトの苗を近所の自然食店で購入。苗を植えたついでに草取り。猫の額ほどの庭に元気よくぐんぐん伸びる・・・。

今週末はいよいよ房総半島へ!
20日(土)はいすみ市の「Cafe&galleryわをん」、畑や緑に囲まれた場所にある、オーナーさんがご自分たちで作られたというとても素敵な建物です。響きも良さそうなので音を出すのが楽しみです。
こちらではCDに収録したバルトークなどの作品だけでなく、そこから発展してブルガリアのリズムの民俗音楽やコダーイの別の作品、もちろんパーカッションの即興を演奏します。時間を忘れるような、静かなカフェの雰囲気に合わせて、じっくり集中できる、少しかっちりめのプログラムの予定。

21日(日)は鴨川市金束の山のなかの、天狗がいそうな「天空の古民家」。囲炉裏もある部屋で床に座って、チェロとパーカッションの振動を直に感じられると思います。こちらでは、まったりとした感じで。皆さんにも歌で参加して頂こうかなと思っています。
この日の午前中に近くの大山不動尊で火渡りも体験して、カフェでお昼食べて、散歩して、気持ちよく身体が疲れたところで、ゆっくりと古民家ライブへどうぞ!

2017年05月11日

Pecora e Capra "O Terra" 動画

2017年05月05日

5月7日コンサートのプログラム

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2017年5月7日(日)15:30開演《羊とヤギ》CD発売記念コンサート 於 エナスタジオ(代官山)
プログラムは以下の通りです。

バルトーク:農民の歌(「10のやさしいピアノ曲より」)
カレンダ・マイア(12世紀)
〜7つの悦び(14世紀「モンセラートの朱い本」より)
〜めでたし海の星
〜ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:めでたしマリア、おお いのちの泉よ(12世紀)
〜リゲティ:無伴奏チェロソナタより ディアローゴ
〜パーカッション・ソロ
コダーイ:無伴奏チェロソナタより 第3楽章
***
パーカッション・ソロ
コダーイ(富田牧子編曲):孔雀は飛んだ(ハンガリー民謡による)
ブルガリアのリズム(トロンタール県(現セルビア)の音楽)
パーカッション・ソロ
〜ブルガリアのダンス「ブチミス」(トラキア地方の音楽)
バルトーク:ブルガリアのリズム(「ミクロコスモス」より)
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲

Sunday, May 7, 2017 Pecora e Capra "O Terra" New Album Release Concert
at ENA Studio, Daikanyama, Tokyo
[Program]

Bartók: Peasant's song (from"10 easy piano pieces")
Kalenda Maia (12th century)~
The Seven Joys (14c "Llibre Vermell de Montserrat")~
Ave maris stella~
Hildegard von Bingen: Ave Maria o auctrix vite (12c)~
Ligeti: Dialogo from Sonata for cello solo~
Percussion solo
Kodály: the 3rd movement from Sonata for cello solo
***
Percussion solo
Kodály (arr: Makiko Tomita): Fölszállott a páva (The Peacock Is Flying) on a Hungarian Folk Song
Bulgarian Rhythm (from Torontál)
Percussion solo~
Bulgarian folk dance "Bucimis" (from East Thrace region)
Bartók: Bulgarian Rhythm (from "Microcosmos")
Bartók: Romanian folk dances

2017年05月03日

ブルガリアのダンス

ブルガリアはみんなで踊るダンスが盛んだ。ラインダンスが多く、地域によっていろいろな踊りがある。古くはブルガリア帝国だった地域も含まれるので、現在ではセルビアやトルコ、ギリシャなどと国がまたがっている。
単純な偶数拍子もあるが、2+3、2+2+3、2+2+3+2などなど、とにかく様々な組み合わせのリズムがあるのが特徴。でも現地の人は生活の中でも結婚式でも複雑なステップを踏んで、伝統的なダンスを楽しんで踊っているようだ。基本的に上半身は動かずに脚のステップ。
"O Terra"CDに収録されているBucimis(Buchimish,Bučimiš)はトラキア(Thrace,Trakija,Trakya...)地方の踊り。

これもBucimis。

そして、実はバルトークのルーマニア民俗舞曲の4曲目アルペンホーン(角笛buciume)の踊りBuciumeana (Dance of Buchum)は、元はブルガリアンリズム(2+2+3+3)なのです。
譜面に起こすと複雑だが、昔から土地の人は譜が読めなくても身体にリズムが入っている。譜面から入るのではなく身体で覚えるから、簡単に身につくのかもしれない。

2017年04月17日

5月7日(日)羊とヤギCD発売記念コンサート@東京

CD『O Terra(大地よ)』を録音したエナスタジオで、《羊とヤギ》の根源へと遡る旅を始めます。大地に根ざした人々の祈り、土から生まれたリズム。芸術の源、エネルギーを四大元素に見出し、音にしていきたいと思います。作品になった『O Terra』の「土、大地」の世界から新たに、「水」「空気」「火」へ続いていく旅のスタートです。
今回はすでに次の「水」のテーマを視野に入れて、滞りのない流れをプログラムに取り入れていくつもりです。

福島の原発事故がその土地に生きる人々の人生を大きく変え、そして日本や地球上の人間だけでなく動植物すべてに影響が及んでいるのに、見ないようにして、更には弱い立場の人間を蔑んでいるような恐ろしい風潮があります。それは自然を破壊する行為です。人間は「土」や「水」「空気」がなければ生きていけません。そして「火」のエネルギーを本来の有機的な方向へ使えるよう願います。その想いも、この《羊とヤギ》のCDプロジェクトを支えています。
都会の真ん中でも、まるで自然のなかでゆったりと呼吸し全細胞が動くのを感じるように、音楽が人にとって本来の癒しであるよう、生きるための心の糧であるよう、続けていきたいと思います。
大地の息吹を感じるこの季節、ご一緒に時を過ごすことができたら嬉しいです。ぜひお越しください!

☕コンサート終演後は会場にて軽食付きの交流会を予定しています。参加費1000円です。当日お申込みください。もしよろしければご参加ください。美味しそうな食べ物が用意されるようです💕🍷

2017年5月7日(日)15:30開演(15:00開場)
《羊とヤギ》CD発売記念コンサート

エナスタジオ(渋谷区恵比寿西2-17-12エナ代官山 地下1階[東急東横線代官山駅から徒歩約3分、JR・東京メトロ恵比寿駅から徒歩約8分])
プログラム:B.バルトーク/ルーマニア民俗舞曲、ブルガリアのダンス「ブチミス」、パーカッションによる即興
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン、Z.コダーイ、G.リゲティの音楽 ・・・ほか
料金:一般 4000円/ペア 7500円/小・中生 1000円 好評発売中!
予約:BEATA(ベアータ)☎03−6317−8916
予約・問合せ:MA企画 📩kikaku_ma☆yahoo.co.jp(☆を@に変えてください)前日まで
💡チラシはこちら20170507羊とヤギ@エナ表.pdf
20170507羊とヤギちらし裏.pdf

2017年04月16日

"O Terra"CD:キャンペーン期間、6月末日受付まで

このキャンペーンは終了しました。お陰さまでCDの残りがわずかになりました。ありがとうございます。
キャンペーン期間を延期しました!
2017年6月末日受付分までのキャンペーン価格・・・定価2800円(税別)のところ2500円で販売いたします。
お名前、枚数、ご連絡先(お届け先)をお書きの上、MA企画までメールでご連絡ください。
kikaku_ma☆yahoo.co.jp (☆を@に置き換えてください)
振込用紙を同封して発送いたします。恐れ入りますが送料(1枚の場合180円/5枚以上無料)と振込手数料をご負担ください。

5月以降の《羊とヤギ》ライブでも特別価格で販売いたします。当日会場でもお求めください。

2017年03月27日

CD発売記念ミニライブ@タワーレコード渋谷店

4月2日(日)15時〜 タワーレコード渋谷店7階クラシックフロアのイベントスペースにて、《羊とヤギ》CD発売記念ミニライブ&サイン会が行われます。すでにCDをお買い求めの方は商品をお持ちくださいましたら、二人がサインをいたします。30分の予定です。ぜひお立ち寄りくださいませ。
http://towershibuya.jp/2017/04/02/91992
http://tower.jp/store/event/2017/04/003023

レコード芸術4月号

レコード芸術4月号に《羊とヤギ》CDの批評を載せていただきました。演奏、内容、録音に評価いただきました。どうもありがとうございます!140ページです。ぜひご覧くださいませ!

2017年03月04日

5月 《羊とヤギ》コンサートin千葉・房総

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羊とヤギ CD"O terra" 発売記念 ライヴツアー @房総。
緑の大地で"O Terra"の音の世界を!鳥や虫など自然の音も共演してくれるかも。
プログラムは毎回少しずつ変えて、CDに収録していない曲も演奏します。
"O Terra(大地よ)"CDを販売いたします(定価2800円(税別)のところ特別価格2500円)。

🐏 5月20日(土)12:30開場/13:30 開演
cafe & gallery わをん
(いすみ市引田101-1)
居心地のよい店内と窓に拡がる素晴らしい景色♡心もカラダも安らぐ ステキなカフェと、≪羊とヤギ≫の癒しの音楽の贅沢な組み合わせ。 ご希望の方には、開演前12時半より、地元いすみ米を使った絶品お にぎり&豚汁のランチ(540 円)をご用意いたします(5/17 までに要予約)。
料金:一般 2000 円(小中学生1000円)+1ドリンク(500 円)オーダー
💡要予約/限定 35 席
予約・問合せ:cafe & gallery わをん ☎0470-64-6207 📩info★cafe-g-waon.com(★を@に直してください)

🐐 5月21日(日)16:30開場/17:00開演
天空の古民家
鴨川市金束
急坂をどんどん登った山の上に現れる築 300 年の「天空の古民家」。 囲炉裏のある畳部屋でのライヴです! 終演後には交流パーティあり。 どなたでもお気軽にご参加ください(要予約。会費1000 円/小学生以下 500 円)。💡アクセスの詳細はお申込み後にご案内いたします。
料金:一般 2000 円(小中学生 1000 円)
💡要予約
予約・問合せ: ディングル企画(ワタナベ)☎090-4410-6882 📩office.dingle★gmail.com(★を@に直してください)

2017年02月14日

《羊とヤギ》CD取扱店リスト

1月20日にCD店やネットでの販売が始まりました。お陰さまで日々どこかでお買い求めくださる方があり、お聴きくださった方にはご好評いただき、"O Terra"が広がりつつあります。ありがとうございます。
私たちのCDを取り扱ってくださっている店は、全部ではありませんが、以下の通りです。
もしよろしければ、お近くのお店でお尋ねください。もし置いていない場合でも、取り寄せていただけます。
本人が確認したお店はです。
よろしくお願いいたします。

【実店舗】
タワーレコード 渋谷店 👂試聴できます
ヤマハ 池袋店 
銀座 教文館エインカレム
ヤマハ 銀座店
山野楽器 本店
タワーレコード 新宿店
タワーレコード 秋葉原店
タワーレコード 横浜ビブレ店
タワーレコード 札幌ピヴォ店
タワーレコード 仙台パルコ店
タワーレコード 名古屋近鉄パッセ店
タワーレコード 名古屋パルコ店
タワーレコード 梅田大阪マルビル店
タワーレコード 難波店
タワーレコード 福岡店
JEUGIA 三条本店(京都)
HMV エソラ池袋店
コマキ楽器JPC(ジャパン・パーカッション・センター)
江古田 OilLife

【インターネットショップ】
AMAZON 
TOWER RECORDS online shop 
HMV
ヨドバシ.com 
JPC(ジャパン・パーカッション・センター)online shop

引き続き、MA企画でもご注文承ります。
こちらをご覧ください。

2017年02月12日

<羊とヤギ>の足跡

★2013年4月21日(日)
富田牧子&ラースロー・メズー チェロ二重奏の夕べ 
withコスマス・カピッツァ(パーカッション)
《ここに、集う!》
於 同仁キリスト教会

★2013年6月2日(日)
デュオライブ 
於 Cafe MURIWUI(ムリウイ)

★2013年10月14日(月祝)
デュオライブ
於 府中の森芸術劇場地下1階第2リハーサル室
★2013年10月19日(土)
デュオライブ〜満月の夜に〜
於 cafe MURIUIムリウイ
コスマスのソロ、カンティガ、イスタンピッタ、ガブリエッリ:リチェルカーレより、マラン・マレ:スペインのフォリア

★2014年7月21日(月祝)
羊と山羊ライブ2014夏 「風は耳傾けて 吹いている」〜
於 ギャラリー古藤(練馬区・西武池袋線江古田駅)
第一回 15時半開演(15時開場)
《生命の音》〜中世の歌と踊りを集めて
第二回 18時半開演(18時開場)
《小鳥たちの歌》〜民族の旋律を集めて

★2014年9月14日(日)
富田牧子×コスマス・カピッツァ デュオライブ@羊小屋(野尻湖の近くの山間の畑の真ん中)
長野県上水内郡信濃町大字野尻小本道

★2014年12月23日(火祝)
羊と山羊のクリスマスライヴ!@府中
於 府中市グリーンプラザ第1音楽練習室

★2015年11月3日(火・祝)昼公演:15時 夜公演:18時
羊とヤギ秋のライブ
於 ギャラリー南製作所(東京都大田区)

★2016年1月23日(土)
無伴奏チェロいろいろ サンドイッチコンサート〜誕生月にありがとうライブ〜特別出演:コスマス・カピッツァ
於 エナスタジオ(エナ代官山)

★2016年2月27日(土)
羊とヤギ 冬のライヴ in 府中
於 府中グリーンプラザ第1音楽練習室
中世のダンス、ピアソラやバルトークの音楽・・・など

★2016年6月4日(土)
於 原爆の図丸木美術館

★2016年6月14〜18日
録音セッション
於 エナスタジオ(エナ代官山)

★2016年12月17日(土)
<羊とヤギ>初CD発売記念コンサート
Pecora e Capra ~O Terra~
於 同仁キリスト教会

2016年12月16日

羊とヤギコンサート

いよいよ明日です!
使う楽器の情報です。
コンガ、ジェンベ、たくさんの太鼓、ディジェリドゥ、シンギングボール、鈴、鐘などたくさんの小物。
チェロ2台、弓3本。
照明演出つき。
ライヴは私たちの内にあるアイデアとイメージの表出。なにかが起こるのが生の楽しみ!新たな試みと、一回限りのエネルギーの音楽をお届けします。
では、明日、お目にかかれますように!

2016年12月14日

12月17日羊とヤギコンサートのプログラム

あと数日となりました。当日のプログラムです。
前半は「音楽詩」、それぞれの曲をパーカッションによる即興で繋いでいきます。

B.バルトーク:「農民の歌」(『10のやさしいピアノ小品』より)
Béla Bartók (1881-1945): Peasant’s Song from “Ten Easy Piano Pieces BB51 (1908)”
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV 1009
Johann Sebastian Bach (1685-1750): Suite No.3 in C major for Cello solo BWV 1009 (c.1720)
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:おお、エクレシアよ
Hildegard von Bingen (1098–1179) : O Ecclesia
♈︎ 休憩 ♑︎
カタロニア民謡(クリスマスキャロル):「鳥の歌」
Catalan Christmas Carol: The Song of the Birds
J.シベリウス:独奏チェロのための主題と変奏
Jean Sibelius (1865-1957): Thema and Variations in D minor for solo cello (1887)
パーカッションのプロローグ 〜ブルガリアの踊り「ブチミス」
Prologue by Percussion ~ Bulgarian Dance “Bucimis”
Z.コダーイ:無伴奏チェロソナタ作品8より第1楽章
Zotán Kodály (1882-1967): Sonata for Cello solo op.8 (1915) – 1st movement
太鼓の即興
Percussion Improvisation
B.バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 
Béla Bartók: Romanian Folk Dances BB79 (1915)

いつものコンサートと明らかに違う、とつくづく感じたのは、プログラムノートを書いている時。それぞれの曲の説明をしたところで、このプログラムはてんでバラバラの印象しか与えない。美術家が、自分の完成した作品を展示する時に説明を書く。たぶん、こういう作業が必要なのだろう。3年間コスマスと思考錯誤して「羊とヤギ」の音を作り上げてきた、その過程を、そして、デュオの音の世界を、頭にはイメージが明確に現れているのに、言葉にする、このもどかしさ。聴けばわかるよ、と言いたい。けれど、音楽に入っていく導入も、聴いたあとのプラスアルファの思考の補足も、やっぱり言葉にすることで人の頭に強く残ると広がりが生まれるのだろう。
いつもと違う作業、これはいいもんだ。思考が鍛えられれば、音楽はもっと自由になる。
ぜひ、新鮮な「羊とヤギ」の音楽を聴きにお越しくださいませ!
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