
今年は、いよいよ、京都で自主企画コンサートシリーズを開始します。
バロック音楽コンサートシリーズ、1回目はチェンバロ奏者の三橋桜子さんとの共演で”イタリア!イタリア!”と題して、独奏楽器としてのチェロが誕生した頃の北イタリアの音楽から、ヴィヴァルディまでをお届けします。
コロナ禍始まって、長野に移り住んだことから、東京以外の土地で少しずつ人と繋がりを広げることができて、それが創造的な活動と結びつき始めているのは本当に有難いことです。
京都在住の素敵なチェンバロ(鍵盤)奏者三橋桜子さんと、5年ほど前から度々共演させて頂いていますが、なかなか自主企画コンサートに踏み出せないでいました。昨年から月1回京都へ滞在したり、関西バロックのオーケストラに参加していることもあり、このタイミングで始めることができました。
北文化会館の創造活動室は、お客様と程よい距離で話を交えて演奏するにはいい空間だと思います。
とにかく、イタリアバロックはいつ弾いてもワクワクしますし、気持ちが明るく、前向きになります。
「戦争を止めたい」「戦いたくない」気持ちになるには、日常を大事にすることから始まると思います。創造することは、戦争における人間性やあらゆる見えるもの見えないものの破壊とは真逆なものです。命を生かす方向で発想し創造し行動すれば、可能性は限りなく広がって行きます。
1600年代後半におけるチェロの誕生。誕生とともにたくさんの音楽家が関わり、みるみるうちに広まって行く、その爽やかな生き生きしたエネルギー!
今、知られていない(残っていない)音楽家がたくさんいたはず。多くの音楽家のほんの一部の、残された楽譜と出会い、ほとんど弾かれていない作品も含めて、よく弾かれている作品と一緒にプログラムを構成します。
チェンバロはバロック時代に大活躍した楽器。独奏チェロ作品以前から数多くのチェンバロ独奏作品が存在していました。三橋桜子さんにはフレスコバルディのトッカータの中から選んで演奏していただきます。楽譜を見て、この譜面がこのような音楽になるなんて、と何百年も昔の常識を知ることは新鮮な驚きです。
当時の「当たり前」は、学ばないと理解できませんが、それを知ると本当の面白さに出会えます。
演奏家は常に新鮮な発見、学びをさせてもらえます。生涯それが続くのだと思います。演奏家が心からワクワクすることを、皆さまにも聴いていただきたい、そんな思いでシリーズを続けていきます。
ぜひお越しください!
バロック音楽コンサートシリーズその1”イタリア!イタリア!”
富田牧子(チェロ)、三橋桜子(チェンバロ)
6月 3日[土]14:00開演 [13:30開場]
【場所】京都市北文化会館 創造活動室 [京都市北区小山上総町49番地2](地下鉄「北大路駅」直結。キタオオジタウン内 3階)
【プログラム】
G.フレスコバルディ(1583-1643):トッカータ、バスのためのカンツォン
D. ガブリエッリ(1651-1690):ソナタ ト長調
G. M. ヤッキーニ(1667-1727):ソナタ ハ長調
A. M. フィオーレ(1660-1723):シンフォニア ニ短調 G. ボノンチーニ(1670-1747):ソナタ イ短調
A. ヴィヴァルディ(1678-1741):ソナタ 変ロ長調 ...他
【チケット】一般前売¥3000[当日¥3500] 小中学生¥1000 高校大学生¥2000 3月15日発売!
未就学児無料(静かに椅子に座って聴けるかどうか保護者の方がお子さんと相談してご判断ください)
💡チケットを郵送いたします。お申し込みの際には、お名前、ご住所、購入希望枚数をお知らせください。チケットに振込先のご案内を同封いたします。
【予約】BEATA(ベアータ) 090-9326-8763
【主催・予約問合せ】MA企画 kikaku_ma☆yahoo.co.jp ☆を@にタイプし直してください。メールでのご予約は6/2[金]18時まで。
💡チラシはこちら
20230603表.pdf
20230603裏の.pdf

💡チラシ設置場所はこちら