2023年03月14日

6月3日バロック音楽コンサートシリーズ「イタリア!イタリア!」発売開始!

20230603maki&saku.jpg
今年は、いよいよ、京都で自主企画コンサートシリーズを開始します。
バロック音楽コンサートシリーズ、1回目はチェンバロ奏者の三橋桜子さんとの共演で”イタリア!イタリア!”と題して、独奏楽器としてのチェロが誕生した頃の北イタリアの音楽から、ヴィヴァルディまでをお届けします。
コロナ禍始まって、長野に移り住んだことから、東京以外の土地で少しずつ人と繋がりを広げることができて、それが創造的な活動と結びつき始めているのは本当に有難いことです。
京都在住の素敵なチェンバロ(鍵盤)奏者三橋桜子さんと、5年ほど前から度々共演させて頂いていますが、なかなか自主企画コンサートに踏み出せないでいました。昨年から月1回京都へ滞在したり、関西バロックのオーケストラに参加していることもあり、このタイミングで始めることができました。
北文化会館の創造活動室は、お客様と程よい距離で話を交えて演奏するにはいい空間だと思います。
とにかく、イタリアバロックはいつ弾いてもワクワクしますし、気持ちが明るく、前向きになります。
「戦争を止めたい」「戦いたくない」気持ちになるには、日常を大事にすることから始まると思います。創造することは、戦争における人間性やあらゆる見えるもの見えないものの破壊とは真逆なものです。命を生かす方向で発想し創造し行動すれば、可能性は限りなく広がって行きます。

1600年代後半におけるチェロの誕生。誕生とともにたくさんの音楽家が関わり、みるみるうちに広まって行く、その爽やかな生き生きしたエネルギー!
今、知られていない(残っていない)音楽家がたくさんいたはず。多くの音楽家のほんの一部の、残された楽譜と出会い、ほとんど弾かれていない作品も含めて、よく弾かれている作品と一緒にプログラムを構成します。
チェンバロはバロック時代に大活躍した楽器。独奏チェロ作品以前から数多くのチェンバロ独奏作品が存在していました。三橋桜子さんにはフレスコバルディのトッカータの中から選んで演奏していただきます。楽譜を見て、この譜面がこのような音楽になるなんて、と何百年も昔の常識を知ることは新鮮な驚きです。
当時の「当たり前」は、学ばないと理解できませんが、それを知ると本当の面白さに出会えます。
演奏家は常に新鮮な発見、学びをさせてもらえます。生涯それが続くのだと思います。演奏家が心からワクワクすることを、皆さまにも聴いていただきたい、そんな思いでシリーズを続けていきます。
ぜひお越しください!

バロック音楽コンサートシリーズその1”イタリア!イタリア!”
富田牧子(チェロ)、三橋桜子(チェンバロ)
6月 3日[土]14:00開演
[13:30開場]
【場所】京都市北文化会館 創造活動室 [京都市北区小山上総町49番地2](地下鉄「北大路駅」直結。キタオオジタウン内 3階)
【プログラム】
G.フレスコバルディ(1583-1643):トッカータ、バスのためのカンツォン
D. ガブリエッリ(1651-1690):ソナタ ト長調
G. M. ヤッキーニ(1667-1727):ソナタ ハ長調
A. M. フィオーレ(1660-1723):シンフォニア ニ短調 G. ボノンチーニ(1670-1747):ソナタ イ短調
A. ヴィヴァルディ(1678-1741):ソナタ 変ロ長調 ...他

【チケット】一般前売¥3000[当日¥3500] 小中学生¥1000 高校大学生¥2000 3月15日発売!
未就学児無料(静かに椅子に座って聴けるかどうか保護者の方がお子さんと相談してご判断ください)
💡チケットを郵送いたします。お申し込みの際には、お名前、ご住所、購入希望枚数をお知らせください。チケットに振込先のご案内を同封いたします。
【予約】BEATA(ベアータ) 090-9326-8763
【主催・予約問合せ】MA企画 kikaku_ma☆yahoo.co.jp ☆を@にタイプし直してください。メールでのご予約は6/2[金]18時まで。
💡チラシはこちら
20230603表.pdf
20230603裏の.pdf
20230603裏面.jpg
💡チラシ設置場所はこちら
posted by makkida at 22:40| イタリア!イタリア! | 更新情報をチェックする

2021年05月10日

おはなしコンサートシリーズを始めるにあたって

20210605おはなしコンサートs.jpeg
バロック音楽といえばJ.S.バッハがよく知られていますが、バッハはバロック後期、それ以前に活躍したたくさんの魅力的な音楽家がいます。
そして、多くの愛好家はドイツやフランスのバロックの有名な曲を好んで弾きますが、美術と同様、当時イタリアの演奏家は他国に大きな影響を与えてきました。この企画ではまず、イタリアバロック音楽の楽しさをお伝えしたいと思います。

コロナ禍では国内外を行き来してコンサートを聴いたり、学んだりすることも制限されていますし、
海外の音楽家の生演奏も聴くことができません。
そして、潜在的に解決されない、一極集中。
大都市にコンサートや興味深いイベントが集中し、若い人が大都市の音楽大学で学んだ後、地元に帰ってきても自分の関心のある音楽活動を続けられません。つまり、年齢を重ねて技術を高め、理解を深めていけることもあるのに、それができないため、熱心に演奏活動したい人は地元に戻って来られません。
今、状況が苦しい中でも私にできることはたくさんあると考え、この企画を続けたいと思います。
音楽に興味のある人が、大都市に行かなくても、ユニークな内容のコンサートを聴けて、学べ、楽器を演奏する人々や愛好家が地元で活動を継続できるために、小さな機会を作り、きっかけとなるよう願っています。

💡第1回おはなしコンサートのお知らせ記事はこちら!

おはなしコンサート “イタリア!イタリア!” その1
17、18 世紀バロック時代の音楽 〜独奏チェロの始まり

2021年6月5日(土) 3回公演 (70分プログラム。途中休憩あり)
11:00開演/13:15開演/15:15開演 [開場は各回15分前]
場所:松本市音楽文化ホール 第3練習室
曲目:
ジロラモ・フレスコバルディ(1583-1643):バスのためのカンツォーナより
マウリツィオ・カッツァーティ(1616-1678):チャッコーナ
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ(1632-1692):チャコーナ
ドメニコ・ガッリ(1649-1697):「音楽の愉しみ」より
ドメニコ・ガブリエッリ (1651-1690):リチェルカーレ、チェロと通奏低音のためのソナタト長調

各回定員15名 要予約 好評発売中!
チケット:一般2500円/小中学生500円/高校大学生1000円 未就学児無料(5名まで)
主催・予約・問合せ:MA(エムエー)企画 kikaku_ma☆yahoo.co.jp ☆を@にタイプし直してください。メール予約は前日8時まで。
💡お申込み時にチケット郵送先を合わせてお知らせください。代金振込先を同封の上チケットをお送りいたします。
💡チラシ.pdfはこちらからご覧いただけます
D62_1991.jpg
photo by Shinichi Kida
posted by makkida at 12:56| イタリア!イタリア! | 更新情報をチェックする

2015年09月05日

🇮🇹9月6日プログラム

B. トロンボンチーノ(c.1480-after1538):「大胆な私の欲望」「甘き怒り、甘き軽蔑」(A. アンティーコによるフロットラ集 1517より)
Bartolomeo Tromboncino/ Andrea Antico : " Animoso mio desire" " Dolce ire dolce sdegni"

G. フレスコバルディ (1583-1623) : バスのためのカンツォン 第5番「トロンボンチーナ」
Girolamo Frescobaldi : Canzona quinta detta la Tromboncina

G. フレスコバルディ:4つの主題を課せられしリチェルカーレ 第9番
G. Frescobaldi : Recercar nono, con quattro soggetti

G.M. ヤッキーニ (c.1670-1727) : チェロ・ソナタ イ短調 作品1第8番
Giuseppe Maria Jacchini : Sonata per violoncello e basso continuo in la minore op.1 no.8

D. ガブリエッリ (1651-1690) : リチェルカーレ 第6番
Domenico Gabrielli : Ricercar Sesto

D. ガブリエッリ : チェロ・ソナタ イ長調
        Sonata a violoncello col basso continuo in la maggiore

休憩

G. ボノンチーニ(1670-1747): チェロ・ソナタ イ短調
Giovanni Bononcini : Sonata in la minore

A. スカルラッティ (1660-1725) : チェロ・ソナタ 第1番 ニ短調
Alessandro Scarlatti : Sonata a violoncello e basso in re minore no.1

A. ヴィヴァルディ (1678-1741): チェロ・ソナタ 変ロ長調  RV 46
Antonio Vivaldi : Sonata per violoncello solo col basso in si bemolle maggiore RV 46
posted by makkida at 08:35| イタリア!イタリア! | 更新情報をチェックする

2015年07月26日

2015年7月26日プログラム

G. フレスコバルディ (1583-1623) : バスのためのカンツォン 第6番、第8番
Girolamo Frescobaldi : Canzona sesta detta l'Artera
  Canzona ottava detta l'Ambitiosa

G. de マック (c1550-1614) : ガリアルダ 第1番 *
Giovannni de Maque : Prima Gagliarda
T. メールラ (c1595- 1665) : 第2旋法によるトッカータ *
Tarquinio Merula : Toccata del secondo tono

D. ガブリエッリ (1651-1690) : リチェルカーレ 第1番 **
Domenico Gabrielli : Ricercar Primo

D. ガブリエッリ : チェロ・ソナタ ト長調
        Sonata a violoncello col basso continuo in sol maggiore

G.M. ヤッキーニ (1670-1727) : チェロ・ソナタ ハ長調 作品3 第10番
            変ロ長調 作品1 第7番
Giuseppe Maria Jacchini : Sonata per violoncello e basso continuo op.3 no.10
     op.1 no.7

休憩

A. スカルラッティ (1660-1725) : チェロ・ソナタ 第3番 ハ長調
Alessandro Scarlatti : Sonata a violoncello e basso in do maggiore no.3

D. スカルラッティ (1685-1757) : ソナタ K.215 / K.135 ホ長調 *
Domenico Scarlatti : Sonata K. 215, K.135 in mi maggiore

A. ヴィヴァルディ (1678-1741): チェロ・ソナタ イ短調 RV 43
Antonio Vivaldi : Sonata per violoncello solo col basso in la maggiore RV 43

* = チェンバロ独奏
** = チェロ独奏
posted by makkida at 00:00| イタリア!イタリア! | 更新情報をチェックする
当サイトの写真、記事の無断転載・無断使用はご遠慮ください。 Copyright 2023 Makiko Tomita Kida, all rights reserved.