いつも私の活動をお励ましいただき、どうもありがとうございます。春のコンサートをご案内申し上げます。
東日本大震災の翌年から続けているミホプロジェクト祈りのコンサート 、ひまわりの丘〜福島の子どもたちとともに、今年は3月8日に東京にある聖パウロ教会にて開催します。
各地で自然災害が引き起こす被害があり、現地では生活に困っている人がいて、問題は山積みなのに、日が経つにつれ残念ながら忘れられていきます。原発事故で生活基盤を失い、心身を病みながらも、その深刻で複雑な、幾重にも折り重なった苦しみを抱える当事者たちがいます。そしてずっとそばで、または遠くから被害者を支え、助けている人々がいます。このコンサートにお運び頂き、ご一緒に祈る時をともに持てますように。どうか一年に一度、福島の子どもたち親たちの声、心の叫びを聞いて頂けましたら幸いです。詳細情報とお申し込みはこちらをご覧ください。

3月23日には京都市内のプライベートな会場で小さなコンサートがございます。チェンバロの三橋桜子さんとのデュオで、「J. S. バッハとその周辺」と題して、バッハの無伴奏チェロ組曲やガンバ・ソナタ、同時代ドイツで活躍したヴィオラ・ダ・ガンバ奏者アウグスト・キューネルの作品などを演奏します。
4月20日に、東京のBEATAオルガン練習室にて、チェンバロの大村千秋さんと「ヴィヴァルディ・チェロ・ソナタ全曲」シリーズの第2弾を開催します。今回は、当時のチェロ作品を収集したシェーンボルン伯爵の所蔵からヴィヴァルディのほか、今回はカルダーラやプラッティの音楽をプログラムに組みました。イタリアのバロックをたっぷりお楽しみください。
💡2025.4.20 チラシpdfはこちら!

先になりますが、11月8日(土)には東京・文京区の同人キリスト教会でソロリサイタルを開催します。バロックと現代のスタイルの18世紀の楽器に歴史的ガット弦を張り、バロックから近現代までの音楽をご紹介している無伴奏リサイタル“ガット弦の魅力”の企画、今回は少し趣向を変えて、「J. S. バッハの無伴奏組曲とコラール」を2台で弾き分けてお届けします。
今年は、松本市や上越市、妙高市で小さなソロコンサート、パーカッションとのデュオ〈羊とヤギ〉、ほかバロックの演奏家とのコンサートも予定しております。
ずっと探りながら様々な角度で取り上げてきましたが、「J. S. バッハの無伴奏組曲とその周辺」を本腰入れて継続して行くつもりです。大小のコンサート企画だけでなく、教会での奏楽でコラールを弾くことが多く、私にとっては繋がりのある大事な活動です。色々な機会にお聴きいただけましたら嬉しく存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
会場でお目にかかるのを楽しみに。