2025年02月27日

春のコンサートのご案内

春の陽射しを感じるこの頃、いかがお過ごしでしょうか。長野県北部では、今年に入ってから水分を含んだ重たい雪に悩まされました。
いつも私の活動をお励ましいただき、どうもありがとうございます。春のコンサートをご案内申し上げます。
東日本大震災の翌年から続けているミホプロジェクト祈りのコンサート 、ひまわりの丘〜福島の子どもたちとともに、今年は3月8日に東京にある聖パウロ教会にて開催します。
各地で自然災害が引き起こす被害があり、現地では生活に困っている人がいて、問題は山積みなのに、日が経つにつれ残念ながら忘れられていきます。原発事故で生活基盤を失い、心身を病みながらも、その深刻で複雑な、幾重にも折り重なった苦しみを抱える当事者たちがいます。そしてずっとそばで、または遠くから被害者を支え、助けている人々がいます。このコンサートにお運び頂き、ご一緒に祈る時をともに持てますように。どうか一年に一度、福島の子どもたち親たちの声、心の叫びを聞いて頂けましたら幸いです。詳細情報とお申し込みはこちらをご覧ください。
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3月23日には京都市内のプライベートな会場で小さなコンサートがございます。チェンバロの三橋桜子さんとのデュオで、「J. S. バッハとその周辺」と題して、バッハの無伴奏チェロ組曲やガンバ・ソナタ、同時代ドイツで活躍したヴィオラ・ダ・ガンバ奏者アウグスト・キューネルの作品などを演奏します。

4月20日に、東京のBEATAオルガン練習室にて、チェンバロの大村千秋さんと「ヴィヴァルディ・チェロ・ソナタ全曲」シリーズの第2弾を開催します。今回は、当時のチェロ作品を収集したシェーンボルン伯爵の所蔵からヴィヴァルディのほか、今回はカルダーラやプラッティの音楽をプログラムに組みました。イタリアのバロックをたっぷりお楽しみください。
💡2025.4.20 チラシpdfはこちら!
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先になりますが、11月8日(土)には東京・文京区の同人キリスト教会でソロリサイタルを開催します。バロックと現代のスタイルの18世紀の楽器に歴史的ガット弦を張り、バロックから近現代までの音楽をご紹介している無伴奏リサイタル“ガット弦の魅力”の企画、今回は少し趣向を変えて、「J. S. バッハの無伴奏組曲とコラール」を2台で弾き分けてお届けします。

今年は、松本市や上越市、妙高市で小さなソロコンサート、パーカッションとのデュオ〈羊とヤギ〉、ほかバロックの演奏家とのコンサートも予定しております。
ずっと探りながら様々な角度で取り上げてきましたが、「J. S. バッハの無伴奏組曲とその周辺」を本腰入れて継続して行くつもりです。大小のコンサート企画だけでなく、教会での奏楽でコラールを弾くことが多く、私にとっては繋がりのある大事な活動です。色々な機会にお聴きいただけましたら嬉しく存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
会場でお目にかかるのを楽しみに。
posted by makkida at 00:42| ガット弦で弾く室内楽 | 更新情報をチェックする

2025年01月24日

チェロとヴィオローネによる音楽の対話のプログラム

来週27日に東京のBEATAオルガン練習室で予定されているコンサート、リハーサルも楽しく進んで、いい音楽の対話になっています。
当日のプログラムは以下の通りです。
夜の部はまだ余裕ありますので、お仕事帰りにお立ち寄りいただけましたら嬉しく思います。
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BEATAコンサートシリーズ61
富田牧子(チェロ) 角谷朋紀(ヴィオローネ) ヒストリカルガット弦で愉しむ音楽の対話2 「17世紀イタリア音楽」

2025年1月27日(月)14:00/19:00
プログラム

クリストフォロ・ピオーキ (1594 -1677):リチェルカーレ 第14番、第15番
Christoforo Piochi : Ricercar decimo quatro, decimo quinto

ディエゴ・オルティス (c.1510 ‒c.1570):古いパッサメッツォによるレセルカーダ 第1番
Diego Ortiz : Recercada primera sobre el passamezzo antiguo

ジロラモ・フレスコバルディ (1583 -1643):二つのバスのためのカンツォーナ《リエヴォラッタ》
Girolamo Frescobaldi :Canzon quintadecima, detta la Lievoratta, a due bassi

フランチェスコ・ロニョーニ (16c.後半-1626以降):ラッソの「スザンナはある日」による装飾
Francesco Rognoni : “Susanne ung jour” di Lasso, modo di passeggiar

ジュゼッペ・コロンビ (1634-1694):バスのためのトロンバ
Giuseppe Colombi : Tromba a Basso solo

ドメニコ・ガッリ (1649 - 1697): チェロのための《音楽の愉しみ》~ソナタ第10番
Domenico Galli : Sonata X from “Trattenimento musicale sopra il violoncello”

ジュリオ・タリエッティ (ca.1660-1718):チェロと通奏低音のためのアリア より 第1、2、3曲
Giulio Taglietti : Aria 1,2&3 for violoncello and basso continuo

ドメニコ・ガブリエッリ (1651-1690):チェロと通奏低音のためのソナタ イ長調
Domenico Gabrielli: Sonata for violoncello and basso continuo in A major
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2025年01月14日

チェロとヴィオローネによる17世紀のイタリア音楽

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今月末27日に予定している東京での小さなコンサートのご紹介です。
昨年1月末にBEATAオルガン練習室で行ったコントラバスと角谷朋紀さんとのコンサートの第2弾です。歴史的製法で作られたガット弦を使ったバロック調整の低音弦楽器のデュオ、今回はチェロとヴィオローネ。
バロック時代に使われていたViolone(ヴィオローネ)という楽器の名前と、それがどんな楽器をさすのか、という問題は複雑で謎も多く、正解も色々あるでしょう。
今回のコンサートでは、弓で弾く低音弦楽器として、ヴィオール家族とチェロの前身、の両面を取り上げます。

有名なフレスコバルディ のように、特に楽器指定されておらず、低音楽器(バス)のため、という情報しかない作品があります。管楽器でも弦楽器でもバスの音域がカバーできれば可能です。
ヴィオローネのための作品、と言っても、6弦のヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)と似た調弦なのか、4弦の現代チェロ(C-G-D-A)の1度ずつ低くされた調弦(Bb-F-C-Gなど)、あるいは5弦のチェロかもしれない、はっきりしない問題もあります。音域(最低音と最高音)が足りるかどうか、そして重音がある場合は一緒に弾ける調弦、開放弦の鳴り方など、向き不向きが考えられます。
オルティスやロニョーニ、ボニッツィの作品のように、当時流行っていた歌を使って作曲された4、5声の声楽アンサンブル作品を基に、当時の習慣の装飾を施し編曲され器楽で楽しむことのできる作品が16、17世紀に多く書かれました。装飾は、トリルや前打音のような現代よく使われているものだけでなく、ある音から次の音の間を細かい音符(4分音符を8分音符、16分音符など、分割された音価)で即興的なパッセージ(音型)を作ることも指します。
即興演奏で必要な装飾法を学ぶための楽譜も、有難いことに残されています。ロニョーニの作品はその教則本の中に、数多くの例題の最後に位置する装飾の実践の曲。
演奏者に任された即興、といっても何でもよいのではなく、当時でも「作品を台無しにする装飾ならしない方がマシ」と言われたほど、知性やセンスが問われるのですね(笑)。

今回のプログラムは私たち二人とも初めての作曲家や種類の音楽もあります。
今まで様々な本や文献で読んでいたことが、実際に作品を演奏するために取り組むと、「ああ、こういうことだったのか」という嬉しい気づきがあります。新しい気づきを喜び、試行錯誤できる、色々試す時間を楽しむことができる音楽家との共演は、なんと貴重で素敵な、そして幸せなことでしょう!
1600年代の低音弦楽器音楽の新鮮な発見を、ご一緒に味わいませんか?
ぜひ、お越しください!
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2025年1月27日(月)
ベアータコンサートシリーズ61
富田牧子(チェロ)× 角谷朋紀(ヴィオローネ)
ヒストリカルガット弦で愉しむ音楽の対話 2
〜17世紀のイタリア音楽
【プログラム 】D.オルティス、F.ロニョーニ、フレスコバルディ 、G.コロンビ、G.タリエッティ、D.ガブリエッリ
【時間】2回公演 14:00/19:00
【場所】BEATAオルガン練習室 (東京都新宿区山吹町261 トリオタワーサウス6階)
【料金】各回20席限定、要予約 4,000円
【主催/予約】BEATA(ベアータ) ☎︎03-6317-8916
 e-mail: beata(a)ab.auone-net.jp
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2024年10月31日

12月17日コンサート内容変更のお知らせ

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12月17日に予定しておりましたベアータコンサートシリーズ60「新井道代(フラウトトラヴェルソ)× 富田牧子(チェロ) 18世紀前半のフランス宮廷の音楽家たち」について。
共演者の体調不良のため内容が変更になりました。
以下、ベアータからのお知らせです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

〜〜〜
12月17日(火)に新井道代さん(フラウト・トラヴェルソ)と富田牧子さん(チェロ)のデュオで
「18世紀前半のフランス宮廷の音楽家たち」と題したコンサートを予定しておりましたが、
新井さんが肩〜腕の故障により休養を余儀なくされたため、たいへん残念ながら
富田さんのソロ公演に振り替えさせていただくことになりました。
新しいプログラムでは、バッハの無伴奏チェロ組曲1番ト長調と4番変ホ長調を中心に、
18世紀前半のイタリア、フランスの音楽を取り上げます。
それぞれを比較し、また影響を探りつつ、二つの無伴奏組曲の違いを味わうという趣旨だそうです。
内容が変わりましたのでキャンセルも承ります。その場合は早めにお知らせいただけますと幸いです。
また、新井さんとのコンサートも、新井さんが快復されましたら改めて計画する予定です。

ベアータ 木田いずみ

〜〜〜
予定していたプログラムは素晴らしい曲ばかりで、チェロでは弾けないフランスのバロック音楽に新鮮な気持ちで喜んで取り組んでいましたので、
新井さんとの初共演が先に延びてしまい残念です。
必ず実現することを期待して、元気に共演できる日を心待ちにしています。

J.S.バッハの無伴奏組曲で2024年を締めくくろうと思います。ぜひご一緒に時を過ごせますように。お待ちしております。
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2024年09月08日

秋以降のコンサートのご案内

残暑厳しいこの頃、如何お過ごしでしょうか。年々、高温多湿となり、大雨被害が増していますが、体調を崩された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
いつも私の活動を応援してくださっている皆さまに感謝申し上げます。

さて、秋以降のコンサートのご案内を申し上げます。
夏が多忙すぎてご案内の発送が遅れてしまいました。
郵便料金が上がる前に秋以降のコンサート情報をまとめてお送りしたく、作業を急ぎましたが、お知らせが間に合わなかった方には本当に申し訳ありません!

まず9月23日ベアータオルガン練習室にて、チェンバロの大村千秋さんとのデュオで、ヴィヴァルディのチェロソナタ全曲シリーズ第1回。
北イタリア出身のチェロ奏者から始めて、ヴェネツィアのヴィヴァルディへの道を辿ってお届けいたします。
14時の回は早々に予約が埋まって、残席僅少となっております。17:30の回はまだ余裕がございます。
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💡チラシpdfはこちらをご覧ください

そして11月17日、パーカッションのコスマス・カピッツァさんとのデュオ〈羊とヤギ〉で、練馬区のギャラリー古藤にて江古田のまち芸術祭に出演します。中世の修道女ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの聖歌と民族音楽の持つ力を、チェロの音と太鼓のリズムで生き生きと蘇らせることができるよう。そのような音楽が、毎日の忙しい生活、自然災害による影響、地球環境の破壊、止まない戦争によって疲弊した私たちの心身を癒すものであるよう、心から願っています。
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💡チラシpdfはこちらをご覧ください
もしよろしければ、ぜひお越しいただけましたら幸いです。
お申し込みはチラシ記載の連絡先、またはMA企画までお知らせください。

今後のコンサートスケジュールです。

2024年12月17日(火)14:00
ベアータコンサートシリーズ
共演:新井道代さん(フラウト・トラヴェルソ)
18世紀前半のフランス宮廷の音楽家たち[F.クープランのコンセール、オトテール、ブラヴェ・・・他]
💡チラシはこちら.pdf

2025年1月27日(月)2回公演 14:00/19:00
ベアータコンサートシリーズ
共演:角谷朋紀さん(ヴィオローネ)
ヒストリカルガット弦で愉しむ音楽の対話2〜1700年前後のイタリア音楽
定員20席限定 要予約 4,000円

【首都圏以外の公演】
2024年11月2日(土)17:00
チェロソロ おはなしコンサート 
ラソネ菓寮(新潟県上越市春日山) 主催:MA企画
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2024年11月24日(日)15:00 
〈羊とヤギ〉ヒルデガルト〜癒しの音楽
ギャラリー&カフェ憩の森(松本市) 主催:MA企画
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各公演のお申し込み、お問い合わせはMA企画kikaku_ma☆yahoo.co.jp(☆を@にタイプし直してください)までご連絡お待ちしています!
posted by makkida at 10:53| ガット弦で弾く室内楽 | 更新情報をチェックする

2024年08月15日

弾くために学び続けること

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敗戦の日に、人間の、世界の、宇宙の調和を表す音楽を想う。

今週末は京都でJ.S.バッハのインヴェンションとベーラ・バルトークのミクロコスモスを、田村安祐美さんのヴァイオリンとデュオコンサート。
Mikrokosmos 小宇宙。
小さな人たちが小さな手で奏でるユニゾンで始まる、この曲集の意味。
たった一段、数小節のシンプルな旋律が、音楽の、人間のあり方の本質を示している。
同音を多数の声部で一緒に弾く、という意味で使われる音楽用語ユニゾンunisonは、一致、調和、から来ている。
ひとりが奏でるユニゾン、ヴァイオリンとチェロの二人で奏でるユニゾン。
小さな人たちのための曲集は、調和的存在としての人間形成のための音楽。
バッハのインヴェンションの一曲の中に見つけられる様々なアイデア、発想の豊かさ!練習するたびにいろいろなものが見つかる。まるで自然の中で歩いているかのように。
ミクロコスモスの短い一曲のアイデア(課題)が、いくつも合わさっているのを感じる。逆に言うと、バルトークがいかにバッハの音楽からインスピレーションを受け、学んだか、ということがわかる。
それを追体験できる私たち音楽家の楽しみ!
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猛暑と高湿で、毎日、掃除や洗濯に追われ、少しずつでもコツコツと続ける練習や勉強の時間がどんどん削られて行く。
楽器を弾けること、音楽家であることが私にとって生きる支えで、喜びであるのに。
仕事(本番)は自分で作らないといけないのに、その元となる気づきや発見のための練習と勉強ができないなんて!
仕事を作るためにスケジュール調整のやりくりに頭を悩ませる。コンサートご案内の発送も、今後のコンサートのチラシも作らないといけない。
できないことにイライラが募る。少しでも弾けたり、音楽に関わったり、勉強ができるだけで、心が安定するのに。
それも、頻繁な移動(その準備、片付け)の合間に。
困っている人の声も届く。「今日の夕飯、どうする?」ご飯と味噌汁があればいいじゃん!
誰それが何をやっている、これがオススメ、と情報は飛び交い、遅れを取る・・・そちらまで手が回らない。
バッハ・ゼミの動画は1年以上溜まっている。IMG_20240808_234419.jpg
秋のコンサートのための勉強、そして、新たにフランスバロックの勉強も・・・
ああ〜楽しみでならない!
早く集中したい。
この夏、どうか、もうこれ以上、音楽以外の用事が増えないでくれ!
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2024年07月24日

8月18日インヴェンションとミクロコスモス

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今年の夏も猛暑続きですが、8月は京都、北大路のアイガットサロン にて、ヴァイオリンの田村安祐美さんとデュオコンサートを開催します。
J.S.バッハの2声のインヴェンションと、ベーラ・バルトークのピアノのためのミクロコスモス。
1700年代前半と1900年代前半、それぞれ教育的な意図を持って書かれた〜息子の鍵盤演奏の教材としての役割も!〜作品から、ヴァイオリンとチェロで弾くと新たな発見ができそうなものを選びました。
バルトークは、小さな手の人たちの指を順番に動かしていく、右と左がオクターヴ離れたユニゾンで同じ動きをするところから始めます。
一人の手でユニゾンを弾くのは簡単な動きかもしれませんが、二人の意思を持った楽器奏者(楽器の大きさが違う)がユニゾンを弾くのは、勝手が違います。
スラーのかかった一節にmarcato(はっきりと)と指示してある場合、打楽器的なピアノと、スラーを声のようなレガート(滑らかに)をイメージする弓で弾く弦楽器では、感覚が違います。作曲家の語法や音楽の意図するところを汲み取って、音作りをしていく必要があります。
有機的なリハーサルができますように!
そして聴き手の皆さんに、作品の新たな魅力や音楽つくりの楽しさがお届けできますように。

もしよろしければ、ぜひお越しください!
お待ちしております。
お申し込みはアイガットサロンまで、
☎090-7359-4585
📩musica@kyoto-advisory.co.jp
お願い致します。
アイガットサロン Web申し込みページはこちら!

2024年8月18日(日)
田村安祐美&富田牧子 DUOコンサート
"小宇宙の創造"
ヴァイオリンとチェロで弾く J.S.バッハのインヴェンションとB.バルトークのミクロコスモス

【時間】2回公演 15:30開演(15時開場)/18時開演(17:30開場)
【料金】3,900円/学生2,000円/小学生500円(全席自由 各回定員15名)
【場所】アイガットサロン(地下鉄北大路駅徒歩2分)京都市北区小山北上総町40-2 アイビルディング3F

💡チラシはこちら
2024082チラシ表.pdf
2024082チラシ裏.pdf
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posted by makkida at 21:12| ガット弦で弾く室内楽 | 更新情報をチェックする

2024年02月15日

2月24日チェロとコントラバス「ヒストリカルガット弦で愉しむ音楽の対話」

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photo by S. Kida
年初めに京都で行ったコントラバスの角谷朋紀さんとのデュオコンサートを、今月24日に東京で開催することになりました。その時のご案内記事はこちら(プロモーション動画あり)。
18世紀のガット弦製法を研究、再現し、音楽の理想を追求している角谷氏の作った歴史的なガット弦を張ったバロックの楽器(18世紀に作られた)で演奏します。
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20世紀に入ってからも弦楽器にプレーンガット弦を張って演奏するのは一般的でしたが、第1次大戦で負傷者の手術に使われるガットの糸が大量に必要になったこと、ガット弦メーカーの後継者がだんだん減ってしまい産業が衰退したこと、切れにくく丈夫なスチール弦が代わりに使われるようになりました。18世紀の製法による羊の腸の弦は1900年代半ばまで細々と作られていて、20世紀後半でも、スチール弦の音色に渋い顔をする楽器職人や演奏家はいました(*)。人間の耳は慣らされて行くのでしょう、あっという間にスチール弦の種類が増え、ガットという言葉すら通じなくなり、ガット弦という名のナイロン弦も当たり前になりました。
1800年代のロマン派シューベルト、シューマンは歴史的奏法で頻繁に演奏されていますが、ブラームス、フォーレ、ラヴェルなどもガット弦(歴史的なピアノと、場合によってはエンドピンなしで)で演奏されると音色も素晴らしく、音楽表現の新たな発見があるでしょうね。1915年に書かれたコダーイの無伴奏チェロソナタをプレーンガット弦で弾くのは「ピリオド奏法」とも言えるわけですね。
4月のソロリサイタルでは、モダンとバロック(両方とも18世紀の楽器)にヒストリカル・ガット弦を張って演奏します。
多くのバロックチェロ奏者は自分の楽器に、4本の弦のうち上(高音)2本をプレーン(裸)ガット、下(低音)2本をスチール巻きガット弦を張っています。私もそうでしたが、先月のコンサートから、上3本をプレーンガット弦にしました。1700年後半までは、つまりバロック時代はそのようなセッティングが一般的だったのです。
音楽や楽器の様式は、その年から急に全て変わるということはなく、ハイドンやモーツァルトの時代にも膨らみのあるバロック弓を使っていた人もいたように、弦も徐々に移り変わっていったのでしょう。
研究者による解明と一緒に、想像力を働かせながら演奏する楽しさ。「正しさ」だけでなく、その時々に腑に落ちること、身体で感じ判断できる感覚を持ち続けることが大切だと痛感します。
AIや最新技術が、戦争という無差別に犠牲者を生む破壊的行為に繋がる、私たちが避けて通れない問題を抱える今・・・。

今回のコンサートでは、貴重な最新ヒストリカルガット弦による古典派〜初期ロマン派の作品の演奏だけでなく、ガット弦について角谷氏のお話が聴くことができます。
よろしければ、ぜひお越しください!お待ちしております。
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photo by S. Kida
2024年2月24日(土)
BEATAコンサートシリーズ 58
ヒストリカル・ガット弦で愉しむ 音楽の対話
富田牧子(チェロ)角谷朋紀(コントラバス)デュオ

2回公演
【時間】@14:00 /A17:00
【場所】BEATAオルガン練習室
【プログラム】
W.A.モーツァルト(1756-1791):ファゴットとチェロのためのソナタ 変ロ長調
KV 292(196c)
L.ボッケリーニ(1743-1805):チェロと通奏低音のためのソナタ 変ロ長調 G 565
G.ロッシーニ(1792-1863):チェロとコントラバスのためのデュエット ニ長調 
角谷氏によるガット弦のお話
【料金】各回20席限定 要予約 4,000円
【主催/予約】BEATA(ベアータ) ☎︎03-6317-8916
 e-mail: beata@ab.auone-net.jp

参照書籍(*)ダニエラ・ガイダーノ著「ヴァイオリン属ガット弦の変遷」
posted by makkida at 11:30| ガット弦で弾く室内楽 | 更新情報をチェックする

2024年01月27日

1月30日ヴァイオリンとチェロで弾くJ.S.バッハの鍵盤作品コンサートプログラム

1月30日(火)東京・江戸川橋のBEATAオルガン練習室にて、バロックヴァイオリンの廣海史帆さんとデュオコンサート。
2回公演の14:00の回はおかげさまで満席になりましたが、19:00の回はお席の余裕があります。

バッハが生徒や息子たちにレッスン教材として書いたインヴェンションやプレリュード、フゲッタなどの鍵盤作品は、様々な着想による作曲法が試され、短い一曲一曲にアイデアが凝縮された音楽です。そこから展開して、オルガンのための4つのデュエット、最後にヴァイオリンと通奏低音のためのフーガ。
昨年の秋にオルガンを学ぶ方々を対象にインヴェンションのグループレッスン(受講者と私で一声部ずつ弾いてアンサンブルをする)をしましたが、文字通り「発想・着想」の多様さに夢中になり、様々な音形のしゃべり方、和声とアーティキュレーションの結びつきなど、発見がたくさんありました。バッハの鍵盤作品からは本当に多くを学ぶことができます。
充実のプログラムで皆さまのお越しをお待ちしております!

2024年1月30日(火)2回公演
要予約4000円
ご予約:ベアータ03-6317-8916
beata@ab.auone-net.jp
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💡チラシpdfはこちら

【プログラム】

プレリュード 第6番 ホ短調 BWV 938(W. F. バッハのためのクラヴィーア小曲集から)

フーガ 第10番 ホ短調 BWV 855(平均律クラヴィーア曲集 第1巻より)

インヴェンション 第6番 ホ長調 BWV 777

インヴェンション 第12番 イ長調 BWV 783

インヴェンション 第3番 ニ長調 BWV 774

インヴェンション 第14番 変ロ長調 BWV 785

インヴェンション 第9番 へ短調 BWV 780

インヴェンション 第1番 ハ長調 BWV 772

〜休憩〜

2声の無限カノン BWV 1075

『音楽の捧げもの』より 2声の蟹行カノン BWV 1079

4つのデュエット
 第1曲 ホ短調 BWV 802
 第2曲 へ長調 BWV 803
 第3曲 ト長調 BWV 804
 第4曲 イ短調 BWV 805

ヴァイオリンと通奏低音のためのフーガ ト短調 BWV 1026
posted by makkida at 22:01| ガット弦で弾く室内楽 | 更新情報をチェックする

2024年01月01日

2024年初めのご挨拶

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新しい年が明けました。皆さま、ご無事でお過ごしでしょうか?
元旦早々、大きな地震に驚きました。北陸にお住いの方、正月休みに移動した先で被害に遭われた方、さぞ寒く不安な夜をお過ごしになられていることと心痛みます。
日々の様々な心配事や、世界の戦争、地球環境、政治や社会の問題など、年を越しても消えることはありません。
どうか、地球のどこにいても、無事で、心身が自由で、自然の中で音楽とともにいられますように。

さて、年明け初のコンサートは、コントラバスの角谷朋紀さんとのデュオで、京都のアイガットサロン にて演奏いたします。
歴史的な考察と検証、そして演奏家として理想の音を探求し、更新しながらガット弦を製作されている角谷氏。前回のご案内記事でも紹介しましたが、弦と弓とのコンタクトが明確なのはもちろん、バロックでもモダンでも、彼のガット弦を張ると楽器が鳴り方が変わります。楽器の詰まりが取れて開いたような感覚で、他の弦との共鳴が素晴らしいのです。バロックに限らず、ロマン派の詩的な表現、民俗音楽に基づくコダーイなど、音楽表現の幅の広がり、深めることができそうな予感がします。4月のソロリサイタルでは、バロックとモダンのスタイルの両方の楽器に角谷氏の歴史的な製法の弦を張って演奏する予定です。準備の今から楽しみです。

今回のデュオコンサートでは二人ともバロックの楽器を使います。リハーサルでは、音や表現について熱く話し合うことができ、演奏するたびに発見があり、とても楽しい音楽のコミュニケーションができています。
角谷氏の楽器は1700年代前半ウィーンスタイルに調整されています。世界中のバロックのベース奏者でも、オールドの楽器にヒストリカルガット弦を張ったバロック調整のコントラバスを使っている演奏家は稀有な存在だと思われます。
一緒に奏でると、和音のバランスが絶妙で、楽器が気持ちの良く共鳴します。
皆さまにきっと楽しんでご満足いただけるアンサンブルになるとワクワクしております。
お近くの方、ぜひお越しください!お待ちしております。

💡コンサートのPR動画です(ロッシーニのデュエットの冒頭)


2月末には東京で小さなコンサートを予定しております。こちらも追ってご案内申し上げます。
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2024年1月7日(日)
アイガットサロン コンサート
富田牧子(チェロ)×角谷朋紀(コントラバス)デュオ&角谷氏によるガット弦のお話
2回公演
【時間】14:00 (13:30開場)/18:00 (17:30開場)
【場所】アイガットサロン[京都市北区小山北上総町40-2 3F]
【プログラム】
W.A.モーツァルト:ファゴットとチェロのためのソナタ 変ロ長調
KV 292(196c)
L.ボッケリーニ:チェロと通奏低音のためのソナタ 変ロ長調 G 565
G.ロッシーニ:チェロとコントラバスのためのデュエット ニ長調 
【料金】一般3,900円/学生3,000円
【予約】アイガットサロン kishida@kyoto-advisory.co.jp 電話090-7359-4585
【主催】京都音楽芸術アドバイザリー
💡申し込みページはこちら
💡チラシはこちらからご覧いただけます
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2023年12月08日

1月7日チェロとコントラバスのデュオコンサート

◆20240107富田牧子&角谷朋紀DUOコンサート フライヤー.jpg
今日12月8日は歴史を思い起こす日ですね。現在、同じ地球上で戦争が止まないのが痛ましい。爆撃の下で命からがら逃げ惑う人々、家族友人や衣食住を失った人々に、早く平穏な日々が来ますように!

年明け1月に予定しているチェロとコントラバスのコンサートのご案内です。
2024年1月7日(日)京都のアイガットサロンにて、コントラバスの角谷朋紀さんとデュオコンサートを開きます。
歴史的な楽器や奏法でコントラバスやヴィオローネを演奏し続けている角谷氏。ヨーロッパ各地のバロックオーケストラの中で演奏する経験を生かし、帰国後、オーケストラやアンサンブルで素晴らしいバスの音色を添え、音楽を支えてくれています。
角谷氏は文献を読み、研究しながら、彼が理想とする音を求めて、実際に歴史的なガット弦の製作をしています。まさに手作り。
私はこの弦を使うようになって、バロック音楽の「言葉を喋る」の意味、言葉のような発音やアーティキュレーションの具体的なイメージを持てるようになりました。この弦から多くを学び、助けられています。
1月のコンサートでは、その貴重なガット弦を二人の楽器に張って演奏する予定です。

1770年代のモーツァルト(1756-1791)のチェロとファゴットのための二重奏。ボッケリーニ(1743-1805)の技巧的なチェロソナタ。モーツァルトが亡くなった翌年に生まれたロッシーニ(1792-1868)のデュエット、チェロとコントラバスの二重奏と言えば、この曲。
1800年前後の、それぞれ個性のはっきりした聴き応えのあるプログラムだと思います。
最近はバロックの音楽が多かったので、古典派からロマン派に移行する時期は久しぶり。それぞれ形の違う弓を使うつもりです。

それから、この企画の目玉は、角谷氏によるガット弦の貴重なお話つき。
豪華盛り合わせパフェのような(演奏者としてはデザートでなくディナーですね)内容で、みなさまのお越しをお待ちしております!

音楽愛好家でいらっしゃるアイガットサロン のオーナーさんは、ガット弦をお好みで、ジャズのベーシストでもあります。私はこのサロンのシリーズに出演3回目になりますが、素敵なバロック演奏家との共演プログラムをプレゼントできることが嬉しいです。

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2024年1月7日(日)
アイガットサロン コンサート
富田牧子(チェロ)×角谷朋紀(コントラバス)デュオ&角谷氏によるガット弦のお話
2回公演
【時間】14:00 (13:30開場)/18:00 (17:30開場)
【場所】アイガットサロン[京都市北区小山北上総町40-2 3F]
【プログラム】
W.A.モーツァルト:ファゴットとチェロのためのソナタ 変ロ長調
KV 292(196c)
L.ボッケリーニ:チェロと通奏低音のためのソナタ 変ロ長調 G 565
G.ロッシーニ:チェロとコントラバスのためのデュエット ニ長調 
【料金】一般3,900円/学生3,000円
【予約】アイガットサロン kishida@kyoto-advisory.co.jp 電話090-7359-4585
【主催】京都音楽芸術アドバイザリー
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チラシ.pdf表
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2023年09月27日

秋のコンサートのご案内(飯田、京都)

猛暑が長く続いた夏も終わり、やっと秋の気配を空気に感じるようになりました。
秋のコンサートのご案内を申し上げます。

今年のプロジェクト「平和への祈りコンサート」、飯田市の竜丘キリスト伝道館(10月の創立記念以降は「竜丘キリスト教会」と改称されるそうです)の牧師、田添禧雄先生からお声がけをいただき、教会の創立99周年記念のコンサートに出演することになりました。畳の会堂で吸音してしまうのでは、と思いきや不思議と弾きやすいのです。お近くの方や、連休に飯田方面にお出かけの方、ぜひ!
音楽を愛する田添先生、その引退を記念するコンサートにもなります。
「平和への祈りコンサート」のプログラム、今回はヒルデガルト、コラールの編曲、J.S.バッハの無伴奏組曲、民謡の編曲に加えて、パブロ・エスカンデ氏の「White Horse's Fiddle白い馬のフィドル」も演奏します。
2023年10月9日(月祝)
竜丘キリスト伝道館 創立99周年記念 
富田牧子チェロコンサート《平和への祈り》

【時間】14:00開演
【場所/主催】竜丘キリスト伝道館(長野県飯田市長野原166)
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関西バロックでご一緒しているバロックヴァイオリンの大内山薫さんと初のデュオ。バッハのインヴェンションをヴァイオリンとチェロで、そしてバッハがそれを書くためにインスピレーションを受けたというボンポルティのインヴェンツィオーネ。ヴァイオリン奏者なら外せないイタリアのコレッリのソナタ、J.S.バッハのヴァイオリンと通奏低音のための素晴らしいソナタ。バロックヴァイオリン奏者として多くの同業者から信頼を寄せられ、ユニークでチャーミングな人柄で愛されている彼女との共演、楽しみです!
2023年11月11日(土)
アイガットサロン コンサート
大内山薫(バロックヴァイオリン)×富田牧子(バロックチェロ) デュオコンサート ”インヴェンション”

2回公演 各回定員15名
【時間】14:00 (13:30開場)/17:00 (16:30開場)
【場所】アイガットサロン[京都市北区小山北上総町40-2 3F]
【プログラム】
コレッリ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第7番作品5
ボンポルティ:インヴェンツィオーニより
J.S. バッハ:インヴェンションより
J.S. バッハ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ BWV 1021
【料金】一般3,900円/学生3,000円
【予約】アイガットサロンkishida@kyoto-advisory.co.jp
090-7359-4585
💡Web申し込みページはこちら
【主催】京都音楽芸術アドバイザリー
◆20231111大内山薫&富田牧子DUOコンサート フライヤー.jpg
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2023年04月09日

復活節のカンタータ

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キリスト教でイースター、復活日(復活節第一主日)。
この日のためのJ.S.バッハのカンタータはBWV 4「キリストは死の縄目につながれたり」。マルティン・ルターが作った復活節のためのコラールの全部の節を使って作曲されたカンタータです。題名からもお分かりのように、あらためて復活の前の受難の意味を確認し、死を通って復活に至る、そして新たにされた命を(そのすべてを導く主を)賛美する内容です。
バッハはこれから起こることを印象付ける序奏のようなシンフォニアで始め、続く7つの楽章はそれぞれコラールの1節から7節の歌詞に基づいて作曲し、このコラール旋律(定旋律/カントゥス・フィルムス)を曲ごとに声部を替えて歌わせ、それぞれの曲は変奏曲となっています。歌詞に何度も「死」という言葉が使われていること、曲の初めから半音と緊張感のある和声、半音下降音階が効果的に使われているのや、落ち着いたテンポ感であることを見ても、復活に受難を前提とする、すなわち死を重要視していることがわかります。
初演のときの福音書はマルコによる福音書の第16章1〜8節。安息日が終わって女性たちがイエスが葬られた墓を見に行ったときの反応、体験話は生々しいですね。
5月19日と20日に神戸と京都で開催予定のKANSAI BAROQUE公演で、この曲とヘンデルのDixit Dominus「主は言われた」などを演奏します。
これから楽譜をよく読みながら練習して、歌詞と音楽の結びつきを発見してゆくのが楽しみです。

コンサート詳細はこちらkANSAI BAROQUEのサイトをご覧ください。
2023年5月19日(金)18:30開演
日本基督教団 神戸聖愛教会( 兵庫県神戸市中央区生田町1丁目1−27)
2023年5月20日(土)14:00開演
京都府立府民ホール アルティ(京都府京都市上京区烏丸通一条下ル龍前町590−1)

プログラム
Vivaldi :String concerto G minor RV157(弦楽のためのコンチェルト ト短調RV157)/J.Christoph Bach:Fürchte dich nicht(おそれるな)/C.P.E.Bach:Sinfonia E minor Wq.178(シンフォニア ホ短調 Wq.178)/J.S.Bach:Cantata BWV4 "Christ lag in Todes Banden"カンタータ第4番「キリストは死の縄目につながれたり」/Handel:Dixit Dominus HWV232「主は言われた」
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2022年12月09日

19世紀のチェロ音楽

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今年2022年はバロックの楽器を使った本番がメインだったので、2023年はモダン楽器(と言ってもこちらの方がオールドで音色もキャパシティーも豊かな楽器)で19世紀以降の音楽をやっていきたい。こちらの楽器にもプレーンガット弦を張っているため、なかなか大きなモダンピアノと大きなホールで演奏する気持ちになれないが、ヒストリカルピアノとのデュオの実現を目指して。
土台づくりとしてショパン、そして彼と親しかったチェリスト、オーギュスト・フランショームの作品を勉強してみる。ありがたいことに、この時代だとかなり楽譜は手に入りやすいし、研究は進んでいる。近々本番はなくても、勉強を進めていけば、ピアニストと何かプログラムを組んでやってみる機会は現れるだろうと期待!
ピアニストとヒストリカルピアノでシューマンやブラームスの作品もできるよう、来年の一歩が繋がっていけばいいな!
フォーレまではぜひ。
もちろん、ベートーヴェンもね。
やはりフランス革命以降に熱い気持ちが向くのだ。

今朝、信濃町では雪。しなの鉄道に乗って長野まで行く途中、町を出たら雪も雨もなく空は明るくなって、長野駅では晴れ。松本ではよく晴れた1日だった。。。
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2021年08月16日

秋のおはなしコンサートのご案内

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厳しいコロナ禍の2度目の夏、いかがお過ごしでしょうか。感染症拡大に加えて、大雨が続き胸が痛む災害があちこちで起こり、心配の耐えないこの頃です。
6月の「おはなしコンサート」第1回は満席、お陰さまでいいスタートを切ることができました。どうもありがとうございました。皆さまにご興味をお持ちいただくことができて嬉しいです。
また、感染症予防対策にご協力を頂き感謝申し上げます。その後、感染者はなかったことをご報告いたします。
落ち着かない毎日ですが、以前の記事でお知らせしましたチラシはこちら通り、10月2日に第2回を開催いたします。
ボローニャで誕生したチェロという楽器は、ナポリのチェリストたちによって広まり、さらに彼らはパリ、ウィーン、ロンドンなどで活躍し、チェロ音楽や演奏技術を発展させていきます。前回同様、オルガニストの原田靖子さんの共演で、演奏の機会の少ない作品も含めて魅力的なチェロ音楽をご紹介できることを心から楽しみにしております。

このシリーズと関連して、松本近隣在住の若い音楽家たちとアンサンブルワークショップを始めました。通奏低音を私が弾きアドヴァイスしながら、バロック時代に好まれた合奏の形式のトリオ・ソナタを取り上げ、音楽的に対等な独立した各パート(奏者)の互いの対話を楽しみ、和声や響きを味わう、音楽によるコミュニケーションとしての室内楽を目指しています。来年には成果発表としてコンサートを開催できたら、と願っております。
大都市の音楽大学を卒業した後、特に地方都市では、なかなか演奏活動の場を作れず、勉強の機会を持てないのがクラシック音楽界の現状です。頭が柔軟で気力も体力もあり、これから理解を深めていける時期に、実践的に学ぶことができないのは残念です。私たち音楽家にとっては、コンサートを聴いてくださるお客さま、応援してくださる方々のお支えがあってこそ地道で継続的な活動が可能になります。

10月のコンサートへのお越しをお待ちしております。今回は話を少なめにしたプログラムを考えております。
尚、感染者数が減らない状況が続く場合、公演を3月に延期することも視野に入れています。開催できるかどうか9月10日頃までに判断します。延期決定の際はWebサイトで公表し、ご予約頂いた方には直接ご連絡致します。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。時節柄くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます。

💡ご予約&チケットについて
ご予約はMA企画で受け付けております。
前回同様、コンサート当日に受付での混雑と金銭のやりとりをできるだけ避けるために、チケットをお送りいたします。恐れ入りますが郵送代84円をご負担いただけましたら有り難く存じます。同封する郵便振替の口座に、チケット代金と郵送料を合わせてお振り込みください。
開催可否は9月10日頃までに判断します。チケットは開催決定した段階で発送いたします。
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2021年07月28日

10月2日 第2回おはなしコンサート@松本

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この公演は延期になりました詳細はこちら。
おはなしコンサート“イタリア!イタリア!”その2
17、18世紀バロック時代のチェロ作品〜ローマ、ナポリ

共演:ポジティフオルガン 原田靖子(松本市音楽文化ホールオルガニスト)

6月に松本で始めた、チェロを通して西洋音楽の歴史を辿る「おはなしコンサート」。
シリーズ第2回は舞台を南に移し、ローマとナポリを中心に活躍した音楽家を取り上げます。ボローニャで誕生したチェロという楽器は、ナポリのチェリストたちによって広まりました。ナポリから彼らはパリやウィーン、ロンドンで活動を発展させ、チェロ音楽作品や演奏技術を確立させていきます。
ローマでオルガン奏者として活躍したG.フレスコバルディ、オペラの発展に貢献したA.スカルラッティ、彼と共演したチェロの名手F.アルボレアなどの作品を、バロック時代の様式のチェロと弓を用いて、ポジティフオルガン(合奏用の小さなパイプオルガン)と一緒に演奏します。合わせて、16世紀にローマで出版されたD.オルティスの「変奏論」から旋律の装飾法の一例をご紹介します。
1時間ではお伝えしきれませんが、なかなか演奏されない作品も含めて、新たな出会いができるような時を作りたいと願っています。皆さまのお越しをお待ちしております!

曲目(予定)
ディエゴ・オルティス (c.1510-c.1571):マドリガル「おお幸福な私の目よ」によるレセルカーダより
ジロラモ・フレスコバルディ(1583-1643):バスのためのカンツォーナより「トロンボンチーナ」
アレッサンドロ・スカルラッティ (1660-1725):チェロと通奏低音のためのソナタ ニ短調
ジュリオ・ルーヴォ(17〜18世紀の間):ロマネッラ、タランテラ
フランチェスコ・アルボレア[フランチスケッロ](1691-1739):チェロと通奏低音のためのソナタ ニ長調

2021年10月2日(土) 3回公演(70分プログラム。途中休憩あり)
11:00開演/ 13:15開演/ 15:15開演 [開場は各回15分前]
松本市音楽文化ホール 第3練習室 [ホール裏手、事務室の方へお回りください] 大糸線島内駅下車
各回定員20名 要予約
チケット:一般2500円/小中学生500円/高校大学生1000円 未就学児無料(各回2名まで)
主催・予約・問合せ:MA(エムエー)企画 kikaku_ma☆yahoo.co.jp ☆を@にタイプし直してください(メールでのお問い合わせは9月30日まで)

💡このコンサートご挨拶の記事はこちら🆕
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2021年04月04日

6月5日おはなしコンサート@松本

D62_1991.jpgPhoto by Shinichi Kida

おはなしコンサート “イタリア!イタリア!” その1
17、18 世紀バロック時代の音楽 〜独奏チェロの始まり

共演:ポジティフオルガン 原田靖子(松本市音楽文化ホールオルガニスト)

チェロという楽器を通して西洋音楽の歴史を辿る、おはなしコンサート。松本市でスタートします!
第1回はこの楽器が 生まれた頃の北イタリアの作品を中心にお届けします。音楽の土台となるバス(低音)パートの役 割から新たな音楽表現へ、演奏技術の探求が始まるチェロの黎明期。前身である大型低音弦楽器 のための G.フレスコバルディや G.B.ヴィターリ、独奏楽器としての先駆者 D.ガブリエッリなど ボローニャのチェロ奏者たちの作品を、バロック時代の様式のチェロと弓を用いて、ポジティフ オルガン(合奏用の小さなパイプオルガン)と一緒に演奏します。
今後開催予定の参加型ワークショップ(楽器を演奏される方とご一緒にバッソオスティナ ートや様々な舞曲でアンサンブルをします)の導入編でもあります。
今回は、現代の調弦(C-G-D-A)ではなく、当時使われていた色々な調弦から選んで、前半と後半で違う調弦で演奏します。
どうぞお楽しみに!

曲目(予定)
ジロラモ・フレスコバルディ(1583-1643):バスのためのカンツォンより
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ(1632-1692):チャコーナ
ドメニコ・ガブリエッリ (1651-1690):リチェルカーレ、ソナタ
ドメニコ・ガッリ(1649-1697):「音楽の愉しみ」より

2021年6月5日(土) 3回公演 (70分プログラム。途中休憩あり)
11:00開演/13:15開演/15:15開演 [開場は各回15分前]
場所:松本市音楽文化ホール 第3練習室
各回定員15名 要予約 好評発売中!
チケット:一般2500円/小中学生500円/高校大学生1000円 未就学児無料(5名まで)
主催・予約・問合せ:MA(エムエー)企画 kikaku_ma☆yahoo.co.jp ☆を@にタイプし直してください。メール予約は前日8時まで。
💡お申込み時にチケット郵送先を合わせてお知らせください。代金振込先を同封の上チケットをお送りいたします。
💡チラシ.pdfはこちらからご覧いただけます
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第2回おはなしコンサート “イタリア!イタリア!” は10月2日(土)です。
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2021年01月15日

チェロとオルガンのデュオコンサート終了

11日のチェロとオルガンのデュオコンサートはおかげさまで無事終了いたしました。ご来場いただいた方々、お世話になった方々、どうもありがとうございました!
主に松本近隣のお客様に向けて、松本市音楽文化ホールで活躍する原田靖子さんとの第一回の自主公演がいいスタートを切れたことに喜びを感じています。いろいろな意味で、関わってくださった全ての人に強く印象を残すコンサートになったと思います。
大ホールでの自主企画に必要な準備に加え、この感染症流行の真っ只中での開催のために対策を工夫し、演奏以外に多大なエネルギーを要しました。決められた日時にお客様に演奏会にお越しいただき、音楽を味わっていただく、という原点に立ち返りました。演奏に関わる全てのことに気を配り、自分たちにできないことは信頼するスタッフにお願いして、大事な点をみんなで共有すること。演奏家にとっては、音楽に集中するために大事なことです。
チケットをご購入いただいた方の中には、この状況でのご来場を断念された方もいらっしゃいました。事前にキャンセルのご連絡をいただきましたが、今回は返金という形を取れず、大変申し訳ございません。そのようなお客様には当日配布したプログラムをお送りいたしますので、ご一報いただけましたら幸いです。そして、もしよろしければ、近い将来になんらかの形で企画するコンサートにぜひお越しいただけましたら嬉しく存じます。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
音楽的内容に関しては全力を尽くしましたが、伝わるには時間を要することを感じました。例えば、楽器と音楽作品の時代背景について様々な視点から取り上げる「おはなしコンサート」など、長野県での今後の活動に結びつけられると思います。早くパンデミックが収まって実現できるよう願います!
自由な活動ができるまで、どうぞ皆様、お身体にはくれぐれもお気をつけて、ご無事でお過ごしください。

当日のプログラム.pdfです。

第1部 〜バロックチェロとポジティフオルガンで聴くJ.S.バッハ〜

J.S.バッハ:アリオーソ[カンタータ156番『わが片足すでに墓穴に入りぬ』より シンフォニア]
J.S.Bach (1685-1750) : Arioso [Sinfonia from “Ich steh mit einem Fuß im Grabe” BWV 156]

J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV 1007
J.S.Bach : Suite for Cello Solo No.1 in G major BWV 1007

J.S.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとオブリガートチェンバロのためのソナタ 第3番 ト短調 BWV 1029
J.S.Bach : Sonata for Viola da Gamba and Obbligato Harpsichord No.3 in G minor BWV 1029

***休憩***

第2部 〜モダンチェロと大オルガンで聴く19、20世紀の音楽〜

J. ラインベルガー:6つの小品 Op.150 より「夕べの歌」「パストラーレ」
J.Rheinberger (1839-1901): “Abendlied” “Pastorale” from Six Pieces for Violin and Organ Op.150

C. フランク:大オルガンのための6つの作品 Op.18 より「前奏曲、フーガと変奏曲」
C.Franck (1822-1890): Prélude, Fugue et Variation from Six Pieces for Organ Op.18

G. カサド:トッカータ(G.フレスコバルディの様式による)
G.Cassado (1897-1966): Toccata in the Style of G.Frescobaldi for Cello and Piano
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2021年01月10日

1月11日のコンサートは予定通り開催します

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1月11日(月祝)松本市音楽文化ホールでの「富田牧子・原田靖子デュオコンサート」は、予定通り開催いたします。
新型コロナウイルスが急速に拡大しているため、長野県独自の警戒レベル(6段階)を松本市では5に引き上げられました。ですが、イベント中止の要請は出されておりません。
感染症流行の中で今回のコンサートを開催するにあたって、感染症予防対策を慎重に検討し、できる限りの準備しております。
ホール入り口では検温チェックをいたします。マスクの着用、手指のアルコール消毒(手洗い)をお願いいたします。
客席数は定員の3分の1以下の200席に設定しており、お席をお選びの際には、他のお客様と十分距離を取ってお座り頂くようお願いいたします。
公演中も空調を回し、休憩中は換気をします。
会場内でのお客様同士の会話は控えめにお願いいたします。
出口での密集を避けるため、お席から近い扉から分散してお帰り頂くようお願いいたします。
公演終了後は、誠に申し訳ございませんが、お客様との密な状態を避けるため、演奏者のロビーでのご挨拶(お見送り)を控えさせていただきます。
心配されている方も多いと思いますが、ご来場に関しては、お客様それぞれがご判断いただけましたら幸いです。

あとは公的機関の中止要請かホールの休館にならない限り、主催者としては(経済的な面からも)開催以外の選択はないことをご理解ください。

どうぞ、皆様ご無事でお集まりいただき、いい時間を過ごすことができますよう願っております。
よろしくお願い申し上げます。
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2020年12月27日

クリスマスの音楽

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25日は松本市の芳川児童センターにて、原田靖子さんの弾くリードオルガンと一緒にクリスマスコンサートをしました。感染予防に気を遣いながらの児童館の活動は職員のみなさんもご苦労が多いでしょうけれど、こどもたちは元気いっぱい。顔半分はマスクで隠れていますが、目をキラキラ輝かせて聴いてくれました。感受性が豊かで、柔軟な反応でした。静かに聴く人もあれば、身体動かしながら、お友だちの肩に手を乗せたりする人も。お互いの距離を気にしなくていいなら、きっと、もっと楽しい聴き方もできたでしょうね。ちょとした不自由ななかでも、小さな人たちは思いっきり楽しんでいるのがいいですね。演奏が終わった後に、楽器のことを興味津々に尋ねてくる子もいました。
あちこちでこどもたちのためのコンサートができたら嬉しいですね!
曲目は、
エルガー「愛の挨拶」、ジングルベル、荒れ野のはてに、もろびとこぞりて、サンタが街にやってくる、もみの木、おおベツレヘムよ、きよしこの夜、赤鼻のトナカイ、サン=サーンス「白鳥」、アンダーソン「そりすべり」
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photo by Shinichi Kida

その前の日曜日は、教会でクリスマス礼拝。オルガン奏楽者と一緒に礼拝の中で奏楽をしました。
クリスマスの時期の音楽は素晴らしい!このための演奏ができるのは心が喜びで満たされます。
アドヴェントやクリスマスの時期に歌われる有名な賛美歌はたくさんあります。歌や合唱だけでなく、オルガン曲にも素敵な作品がたくさんあるのです。カトリックは音楽(歌)とともにミサが執り行われるので、当然密接な関係があります。プロテスタントの教会でも教会暦に沿ったコラールがあり、教会に勤めていたオルガニストや作曲家たちはそのコラールに基づく音楽作品を書いたのでした。
日本の教会でも、礼拝の奏楽で、その日に選ばれた聖句と説教(メッセージ)の内容にあった賛美歌や音楽(前奏・後奏)が、専門性を持った視点から選曲され演奏される機会が増えることを願います。
クラシック音楽を学ぶ人、演奏家たちにとっても、バッハのオルガン曲を弾くときに、コラールの歌詞の内容を理解せずに演奏することはできないでしょう。礼拝のための音楽を、キリスト教を抜きに演奏できない。同時に、礼拝の中での音楽の存在にも意味があります。
賛美歌の伴奏も簡単ではありません。それぞれの歌詞の歌い方、ブレスの取り方、会衆と呼吸し、導く伴奏の演奏・・・伴奏はピアノが弾ける人なら誰でも弾けるわけではないのです。
生涯、学びの場はありますね。


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