2005年09月24日

BIOGRAPHY

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富田牧子(チェロ奏者) MAKIKO TOMITA KIDA, cellist 

プレーンガット(羊腸)弦を張ったバロックと現代のスタイルのチェロで、自然体の音楽と室内楽の楽しさを音で伝える活動を展開しています。

もともと大きな音を出せなかった私は、ガット(羊腸)弦を使い始めてから、硬く緊張するスチール弦から解放されて、楽器と自分の体の関係を見直すことになりました。ガットは、しなやかさ、幅の広さ、可聴範囲を超える倍音、表情の豊かさを持っています。
音楽が平和と自由のために存在し続けるために、いい音を求めていきたい。


幼少時よりヴァイオリンを学び、 中学2年の夏(13歳)チェロを始め、東京芸術大学附属音楽高校に進む。高校3年生の夏、草津音楽アカデミーでヤーノシュ・シュタルケル氏のマスタークラスを受講し、音楽と技術の言葉による明晰なつながりと、言葉を超える理解に触れ感銘を受ける。東京芸術大学在学中にリサイタルを行い、演奏活動を始める。室内楽の魅力に夢中になり、主にピアノとのデュオや弦楽四重奏に熱心に取り組み、充実した古典やロマン派のレパートリーを学ぶ。
ハーヴィ・シャピロ氏に、オーストリアやスイスにおけるマスターコース、ニューヨークでのプライベートレッスンを受ける。ソロや室内楽でフランス、イタリア、オーストリアの音楽祭や講習会に参加。
ローベルト・シューマンの歌曲における詩の内容とピアノパートの関係、室内楽作品に触れながら「シューマンの詩的な音楽」の論文を書き、修士演奏はシューマンのコンチェルト(ピアノ伴奏)などを演奏し、大学院修士課程を修了。
2000年から2年間ハンガリー・ブダペストのリスト音楽院にパートタイムの学生として留学、バルトーク弦楽四重奏団チェロ奏者ラースロー・メズー氏に師事。演奏技術を改めて学ぶ。バルトーク弦楽四重奏団やM.ペレーニ氏の演奏会、オペラや美術館に通い、ハンガリーの歴史や文化、民俗音楽への興味を持ち、安い鉄道とバスを使って地方へ出かけた。留学中の夏休みは日本に戻らず、イタリアや南フランスの講習会に出かけ、教会や美術館めぐりもする。イタリア・シエナでは石造りの建物での弦楽器の美しい響きに開眼する。
弦楽四重奏団のメンバーとして、NHK-FM「名曲リサイタル」、ORF(オーストリア放送)の公開録音に出演。
2005年に東京オペラシティリサイタルホール、2006年に白寿ホール、2010年に東京オペラシティリサイタルホールにてソロリサイタルを開催。
常設の弦楽四重奏団メンバーとしての活動(2006年〜2012年)の後、プレーンガット弦をバロックと現代の楽器に張り、時代に合った奏法を学び始め、新たに演奏技術を見直し、今なお探求中。2019年、東京オペラシティ内の近江楽堂にて「ガット弦の魅力〜無伴奏チェロ作品の変遷」と題して、バロックから現代(同世代の作曲家への委嘱も依頼)までの作品を組み合わせた無伴奏リサイタルシリーズを開始。
コンサートホール以外にも場を広げ、ピアノ、チェンバロ、オルガン、ギター、パーカッション、他の弦楽器など様々な演奏者との組み合わせで「充実した内容の音楽を間近で味わうコンサート」の企画・制作・演奏を続けている。
2017年、パーカッションとのデュオ《羊とヤギ》で、自主企画による初CD「O Terra(大地よ)」を発売。

Makiko began taking violin lessons at age 5, and at age 13 she switched to cello. She held her first cello recital in Tokyo while she was a student of Tokyo University of Arts, and thus she began her career as a chamber musician. With keen interest in string quartets she has participated in music festivals and master classes overseas such as Italy, France, Germany and Austria, as well as in Japan. With a Master of Music degree from Tokyo University of Arts, she was enrolled in the Franz Liszt Academy of Music in Budapest and studied under Prof. László Mező, the cellist of the Bartók String Quartet.
Ever since, for more than 14 years, she has been active in solo recitals and also managing and performing, in collaboration with various instrumentalists, in a production entitled "The Concert where You Can Taste the Richness of Chamber Music". Currently Ms. Tomita is working to understand music and her instrument at a deeper level, by using Baroque and Modern cellos with gut strings and the most relevant performing style for each era. She feels called to promote the delight of chamber music and a tonality that speaks to body, mind and soul.
She released her first album "O Terra" by the duo PECORA E CAPRA with a percussionist, Kosmas Kapitza in January 2017.
posted by makkida at 18:14| Biography [English & 日本語] | 更新情報をチェックする
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